レビュー一覧

ストーリーは紀元前から始まり、様々な国や時代を超え、生まれ変わっては出会い惹かれ合う運命の２人は、現世で結ばれると信じ激動の時代を必死で生き抜くも、なかなか運命が味方してくれない・・・。かなり昔の作品ですが、生まれ変わっても愛を貫こうとする２人に感動しつつ、もどかしくて切なくて一気に読んだ事を覚えています。ある意味、歴史の勉強にもなりそう？（世界史に出てきそうな有名な時代と場所などに生まれ変わるので）輪廻転生や時を超えた愛など、壮大な作品と言えます。ここからガッツリネタバレ・・・・ムー大陸、エジプト、邪馬台国、ドイツ、近未来までの５つの時代で構成されていますが、最後は何の障害もない２人っきりの世界で一応はハッピーエンド。まるでアダムとイヴのような存在になった感じかな？読み応えは有るし、割とサクッと完結してて、まとまってる作品といえます。

大好きな作品のひとつで、我が娘にも薦め、親子二代で、読んでいます。歴史の勉強にも、なりますし、なんといっても、ルツの人柄が、明日の自分を作ってくれる気がします。また、登場人物たちの人間臭さが、共感できます。よくぞ、電子書籍にしてくれました。沢山の方に読んでいただきたいんです

里中満智子先生の作品は小学生の頃から読んでました。「海のオーロラ」は高校生の頃に読んでたのですが、学校の友達に貸してあげようと全巻持っていき先生に見つかり没収されました。なのでそれ以来読めませんでしたが、Renta!で話を再確認できてとても嬉しかったです。里中先生の作品はいつも登場人物の心の描写が細やかに描かれていて作品の世界に引き込まれます。昔は、いつも冷静で穏やかなレイが好きでしたが今回はトトメス様の一途な思いと報われない悲しみ、絶対的なカリスマ性に惹かれました。時を超えても素晴らしい作品は残りますね。ありがとうごさいました。

壮大な歴史の波に輪廻転生が繰り返される、里中先生作品でも1番好きな作品です！人を愛することの尊さ、純粋なゆえに自分を追い詰め、周りも時には傷つけもする事の切なさが、子供の時の感動と変わらず胸に迫りました。ナチスドイツの制服に身を包んだフランツが格好良かったせいで、長髪＆軍服フェチになりました！ユダヤ人は学校の創立記念パーティーに参加できず、自宅でひとり鏡の前でドレス姿で佇むルツ。王子様のような出で立ちの男子二人が訪れ、3人だけのパーティーの場面は、甘やかでクラシック、女子なら幾つになっても、うっとりする束の間に幸せなシーンですね！里中先生のこの頃の絵柄は、知的で華やか、本当に好きでした。ストーリーも人間の崇高さ、弱く卑怯な部分が描き分けられ、漫画に人を啓蒙する力が、今より強くあった時代だったと思います。読み継がれて行って欲しい作品です。

絵柄が昭和的で古いかも知れませんが、ルツとレイというカップルが輪廻転生を繰り返して（ムー大陸・古代エジプト・邪馬台国・ナチス政権下のドイツ・未来の地球）、愛を成就しようとする壮大な物語です。ハトシェプスト女王やトトメスが登場する古代エジプト編が一番好きです。

素直で一途な主人公に好感しか持てない幸せになってほしいと思わずにはいられない女の子こういう作品みんなに知ってほしい！

母親が漫画を持っていて、久しぶりに読みました。里中先生の描く女性は、健気で切なくなります。

昔読んでいましたが、今読んでも面白い。特にエジプト編と第二次世界大戦編が読み応えがあります。

子供の頃、里中先生の作品は沢山読んでました。この作品もはるか昔に読んだ記憶があり、久々に見つけて読んだらハマってしまい、家事の合間に読みあさってます。この先生の作品ならではの壮大なスケールと、絵の綺麗さ、女性も男性も美しくて。子供の頃にはわからなかった恋愛模様や、歴史、権力争いなど、見ていて引きこまれます。まだまだ描いていただきたいけれど、最近？の作品は絵が変わってしまい残念です。

ドイツ編が一番好きでした。全編通して主人公の馬鹿正直さにはちょっと辟易しましたがw何回もあとちょっとというところで成就しなかった恋がようやく報われてホッとしました。これでもうリボーンしなくなるのか？