レビュー一覧

難しい作品でした。たぶん「よい生き方を考え続ける」ことが重要だというメッセージなのかな？と受け取りました。ネフェルティティが美しいのはもちろん、アンケセナーメンも可愛らしくて、ぶれない整った絵柄がよかったです。娘に厳しい母・娘を利用する母、そしてその母に反発しながらも似たような言動をしてしまう娘の部分は読んでいて本当に辛くて、作者のさすがの力量が伝わります。

なんとなく読んでみましたが、親子婚とかありえない日本人には本当にフィクションとしか思えず…この時代の真実って、一体どうなのか知りたい。

ツタンカーメンとアンケセナーメやネフェルティティなど、名前は知っているけど、どんなことがあったのかはよく知らなかったので、歴史物として大変興味深かったです。

今はないビックゴールドに掲載された作品ですね。懐かしいです。（実家に漫画あるはず）割とリアルタイムに読んで、感銘を受けた作品です。ネフェルティティが人生の最後に娘のアンケセナーメンに託した言葉が、いわゆるユダヤ教やキリスト教など一神教の基礎教義に近い言葉で、世界最古の、多神教から一神教への宗教改革はエジプトではすたれたけれど、形を変えて残っているというのが、隠されたテーマなのではないかと思いました。（なんか出エジプトのようなシーンも少しあったような記憶が・・？）同じころビックゴールドで連載された竹宮惠子さんの「紅匂ふ」（だったと思う？）はご自身の女系家族の3代記を書いておられてすごく面白かったのですが、まだ電子化してないですね。残念。今思えば大御所ばかり載ってる雑誌でバブルの終わりとともに廃刊になったような・・気のせいか？

古代エジプトが好きなので面白かったです。ネフェルティティやツタンカーメンがどんな人だったか、想像にすぎないですがいろんな作者さんの本を読むととても惹きつけられます。

ツタンカーメンの妃アンケセナーメンと、その母ネフェルティティの物語です。親子婚など現代の常識に合わない部分もあり、読みにくいところもありますが、それでも強く引き込まれる良作です。特に、ネフェルティティは政治家として非常に強い信念を持っていて、目的のためには手段を選ばない印象ですが、その彼女が死にあたって後継者であり娘でもあるアンケセナーメンに宛てた手紙の部分が感動的です。歴史が好きな方にお勧めしたいです。

一気に読み切ってしまいました。これほど引き込まれるなんて予想もしていなかったです。古代エジプトの王家のお話や自身の生き方や"神"に惹かれる方はぜひご一読いただいて損は無いと思います。

懐かしき、里中満智子先生の作品！歴史の勉強にもなるし、早く続きが読みたいです。

他の作品でも登場しているような優しさを感じられない母親に疲れてしまい1巻で読むのをやめてしましました。舞台が日本の作品は受け入れて楽しく読めていたんですけどエジプトには別の世界を求めていた私には合いませんでした。

史実とイマジネーションを合わせて、魅力的なストーリーに仕上がっています。登場する女性たちの生き方に、時間や空間を越えた普遍的なテーマを感じます。