レビュー一覧

榎田尤利さんの原作は他の漫画家さんでも何作か出ていていずれも秀作ですが、これはまた格別に秀逸ですね！ 二木(受け)のだらしなくてバカで可愛くて儚い感じ、東海林(攻め)の世話焼きなのに厳しくてＳ甘な感じ、ヒール役のあざとい感じが原作の雰囲気まんま損なわれていません。エッチシーンは少ないけれど明け透けで、痩せすぎた棒みたいな受けの身体に逞しい攻めが絡むのがやけにエロくてキュンキュンします。円陣先生で榎田さんの原作をもっと読んでみたいです。

小説のコミック化というと、幾つかの場面を省略して駆け足気味になってたり、自分が原作から思い描いていたキャラクターのイメージと違っていたりしてガッカリすることが多いのですが、この作品は円陣さんの絵がドストライクで秀逸でした。ルコちゃんのダメダメさ(&放っておけない可愛さ)もさることながら東海林のクールさにシビれる〜！二人がようやく結ばれる場面、原作ではコミカルテイストだったのですがこちらは切なさ満載… 東海林氏の涙に「ああ、この人はルコちゃんの事をずっと想い続けて側に居たんだなあ」とこちらまでウルウル。私は原作(小説)よりもこちらの方が萌えました！出来たら円陣さんには、続編の方もコミック化して頂きたいものです。(ルコちゃんと別れて、ボロボロの小汚いダメ男になった東海林さんが見たいんです〜)

すごい！榎田さんの世界がそのまんままんがになって全然違和感ないどころか、なんか絵もすごくきれいでていねいで、泣けてきた！もっともっとこの人のマンガが見たい！ずっと浸っていたい！今まで読んできたなかでも一番好きです！二木ちゃんかわいいし東海林がなんかもうすごいいい！

丸っと表題作。原作者の別作品が良かったので借りました。世話焼き攻めとお子様受けです。完璧好みの問題だと思うのですが、成人した大人が「ほとんど何もできない」というのが駄目でした。依存する話も良いと思うのですが、それは恋愛方面の話であって…。私生活すらままならないほどのダメっぷりは流石に。あと仕事相手にまで普通に迷惑かけてたりとか…。多分社会人の価値観で読むと、そういうところが気になってしまったのだと思います。

内容は幼馴染同士の恋愛で、攻がゲイで受がノンケの天然貧乏漫画家。2人がくっつくのが遅かったし、ラブラブな関係もストーリーの最後の方だけでした。ただ、同じカップルのお話だけでしたので、満足した。もっとエロはページ数多めにエロく書いてほしいな。

完全に好みの問題です。絵はきれいだし、ストーリーも「要点」的には好きなほうかもしれない。攻めが世話焼き気質なのもよくある話でそれも好き。ただただ受けのおこちゃまぶりがイラっとして。ほんとイラーーーーっとしました。

私の読み返し率No.1のマンガです。ストーリーはもちろん、円陣様の絵が大好き。東海林カッコいい。ルコちゃんの天使っぷりも嫌みなくかわいいです。

ルコちゃん健気で切なかった〜。東海林は行動がイケメン過ぎる。首のかぶれた所にお粉をポンポンて！なにその優男！！キュンポイントを着実に攻められました。本当これすっごくオススメ出来る作品なんですが、やっぱり私も2人くっついてからの姿をもっと見たかったのが、若干の満足度不足です。ネタバレになってしまうので言えませんが、鳩子が何でそうなったのかが凄く気になる。

生活能力のないだらしない二木を、幼馴染みの東海林が甲斐甲斐しくお世話していくうちに、ラブラブになるのか？と読み始めたら…予想外に良かった！（笑）中盤からグ〜ンと。過去の話、お互い好きなのに素直になれず、一度は離れてしまう。夜中にドアの前に立つ二木、それを影から見てた東海林…ちょっとウルっとしました。2人の想いが通じ合ってからの終盤は、ラブラブでした。

最後はハピエンなんだけど、途中受けが突き放されるところが、切ない。でもそこを含めて面白く時々、読み返します。