なーんだ、結局 王位についたんだ！物語りの最後が駆け足すぎて、もの足りなかったかなぁ。

以前、期限付きで読んだことのある話でしたが、色んなハーレクイーンの話を読んで飽きた後に再び読んでみたら、何で最初に無期限にしなかったのだろうと思いました。ハーレクイーンには凄く面白い部類の話があって、その部類と比べてしまうとそこまでではないんだけど、私にとっては２番目に面白い部類のプリンセスものだと思います。キャピキャピしたプリンセスではなく、落ち着いた感じのプリンセスとヒーローなので、私のように色んなハーレクイーンを渡り歩いた後に読むと、落ち着いた良さが際立って見えると思います。

ヒロインの最初が幻滅。老女の方が売りたい、そして暖かいフロリダで暮らしたいっと言ってたのに売らないでこの町が大事だといいながら自分はばれれば国に戻されるとかパパラッチに追い回されるとか自分勝手だなぁっと幻滅しました。

先生の絵が好きです。このお話は王女でありながら自分らしく生きることを選びます。先生の絵のおかげで、芯の強いだけでなく とてもたおやかな印象のヒロインでした。ヒーローも 初めから好感を持っていて 安心して読めました。ですが、私にはちょっと説明的な部分が多すぎた感です。

王女としての気品から何からすべてうまくでててよかった

ほんとに隠れたいなら変装しなくちゃ。オーラ全開で顔晒してたら見つかるって。眼鏡・ソバカス・地味なカツラはつけて欲しかった。

ヒロインが小さな君主制の王女。田舎の海沿いの街でひっそり暮らしていたのに再開発の波で脅かされる？というストーリー。開発側のヒーローだが最初からあまり敵対しているようには見えなかった。ヒロインは王女のせいか自分の思い通りにならない事はないと思い込んでいるのかな？街を思いやる気持ちはわかるけど所詮よそ者で自分の居場所確保だけに動いている様に感じてしまった。流れは自然だしラストも良いんだけど実際王族を離れて一般人との結婚＆外国で普通に暮らすって凄いことだよね。作り話だからこそ出来るんだろうけど…

ヒロインは国に戻ってしまうのかと思って読んでいたけど帰らずに済んで良かったです。ヒロインパパは王様なのにヒロインママに言い負けちゃって、ちょっぴり可愛かったです。ヒーローもヒロインの正体をリークしたダーシーのおかげで邪魔をする役員たちを一掃できたようで良かったです。結婚式のシーンで王冠をかぶって国王の横にいるのは妹のアレグラなのかしら？彼女が王位を継承したってこと？概ね良いお話だったんだけど、ヒロインが開発を阻止しようとする理由がねぇ。自分の居場所を手放したくないっていうのが残念。もっと他の理由にできなかったのかなぁ。

ヒロインの身勝手なわがままプリンセスっぷりがイラッとしつつも楽しめました

主人公が王女である身分を隠し生活しているんですけど、その生活を脅かされたくないという自分勝手で街の開発を拒否する身勝手さが受け付けませんでした。後半は街の人たちの生活のことも考えるようになりますが…。