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昔この著者の作品(始末人シリーズだったかな?)の独特の世界観が好きで、著者の名前を覚えていました。たまたまこちらでこの作品を見つけ、懐かしさから読んでみたのですが。。。一話一話、結構深いですね。現代的な娯楽漫画とはまた違った味わいがあると思います。どの話にも共通しているのは「愛情」でしょうか。それは、「孤独を恐れるが故に誰かに向ける愛情」でもあったり、純粋に「自分の幸せや命と引き換えても相手を想う」愛情であったり・・・。愛情の形、体現の仕方も様々です。が、人間という生き物の持つ性(さが)を深く見つめた人でないと、一話一話の短編でこんなに多くの話は描けないだろうな・・・と先ず感じました。偉そうな感想になりますが、著者の成長を感じる作品でした。
親(祖父毋)と子の愛情や想いについてのお話など。全部深い話ばかりで、先の大震災の事の影響もあってずっと泣きっ放しで読みました。早くに死んだ子供が河童として楽しく生きて行けるなら、その親からすれば救いがあるなあと思います。絵も優しい絵で、子供が可愛い。大当たりの漫画を読ませて頂きました。
ホラー短編集です。表面的な善意をまといながらも精神を病んでいる登場人物人が多く、読んでいて胸が悪くなりました。『浮気に出る旦那を引きとめる為、階段上から幼い子供を投げつけて殺した』くだりには、何を書いてもいい、てものじゃないでしょう! と思います。グロいというよりも、残虐な表現が多いです。お茶会のお話の最後だけは良かったと思います。それと、河童となる言われには少なからず救われる気がしました。全てを忘れて河の底で楽しく過ごしなよ、と声をかけたくなります。絵がかわいらしいので私はちょっとギャップを感じてしまったのかもしれませんね。覚悟があるなら、読んでみてください。
なんとも皮肉で面白い話ばかり。カッパ話は全部馬鹿親の身勝手が原因なのに、うっかり感動しそう仕立てるあたり、さすがベテラン。不幸な子らがのきなみキラキラネームなあたり、リアルすぎる。
妊娠中に読んだのですが、おじいさんの話は声を殺して嗚咽してしまいました。こういう漫画でむせるように涙が出てしまったのは、生まれて初めてです。
これのどこが「リリカル」ホラーなの?ホラー漫画にありがちなグロ描写はいいんですよ。でも死んだ女の子の股間に手を入れて匂いがどうのこうのって…ストーリーに必要なこと?それとも作者の趣味がまるだしになっただけ?そういうえげつない表現があちこちに見られてにうんざりしました。
「親に殺された子供は河童(えんこう)になる」 遠野物語や昔話で見るキーワード。昔は食料がなく仕方なく「口減らし」として減らしていた。 本作品では、「現代の口減らし」の形。経済的な理由だけでなく、家族の断絶、親子の行き違い、姉妹の間の愛情、夫婦の不和から・・・・といった様々な理由で「河童」になってしまった子供たちとその家族や周辺のお話。 残酷や悲惨な現実を描いていながら、作者の根底にある「愛情」があり。読後は、「そうなんだよなぁ」「やられたなぁ」と感じるものの、陰惨な感じはなく何故か納得できる作品。 内容ががっちりしているため、記載されているページ数よりも「倍」の量を読んでいる間隔になります。
絵が綺麗だし、淡々と描かれているのですぐに読めてしまいますが、深いテーマなので後からじわじわと胸に迫ってくるものがあります。明智さんの漫画は期待を裏切らないですね。無期限レンタルにしておけばよかったかな、と思える作品でした。
一話の中に、ほのぼのと残酷さが同居しています。シリーズ外で収録されている「砂漠蛙」は衝撃でした。かなり悲惨な物語が淡々と語られていくのですが、生まれ変わりを諦めた母親の言葉に涙が溢れました。とても悲しい話ですが、何かが心に残ります。
始末人シリーズが結構好きだったので読んでみました。絵がきれいなのに、グロテスクな部分まできちんと描かれているので苦手な方には苦手かもしれません。いずれの話も、ちょっと悲しくて、でも何らかの救いがあるのでよかったです。
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昔この著者の作品(始末人シリーズだったかな?)の独特の世界観が好きで、著者の名前を覚えていました。たまたまこちらでこの作品を見つけ、懐かしさから読んでみたのですが。。。一話一話、結構深いですね。現代的な娯楽漫画とはまた違った味わいがあると思います。どの話にも共通しているのは「愛情」でしょうか。それは、「孤独を恐れるが故に誰かに向ける愛情」でもあったり、純粋に「自分の幸せや命と引き換えても相手を想う」愛情であったり・・・。愛情の形、体現の仕方も様々です。が、人間という生き物の持つ性(さが)を深く見つめた人でないと、一話一話の短編でこんなに多くの話は描けないだろうな・・・と先ず感じました。偉そうな感想になりますが、著者の成長を感じる作品でした。