レビュー一覧

作家買い。先だっての椎崎先生の「好きに・・・」の2作がいまいちだったので、これはどうかな・・・と思いつつ読みましたが、３冊の中では断トツ面白かったです。ゲイ（上司）ｘノンケ（部下）のカップルですが、イレギュラーな関係で、仕事での関係は絡みません。こんな大人な攻めに真剣に恋愛しようと誘われたら、ノンケの受けも落ちるわな〜・・・。自分はほんとの恋なんて出来ない・・と思っている受けが、攻めに魅かれていく心情が読み手に伝わります。イラストも素敵ですが、上司の腺の細さが少しイメージではありませんでした。

攻めが紳士。とにかく紳士。常に受けを優しく可愛がるけど、ちょっとだけ強引なところもあって、そこがまた良かったです。挿絵の攻めの線の細さは確かに感じましたが、それよりもイラストレーターさんのスーツを着た男性の腰に対する思い入れが伝わってきたような気がします。美しいです。

作者さんの“好き”シリーズの他作品が、さほど好みではなかったのですが3作の中ではこれが一番面白かったです。（シリーズと言っても、続き物やスピンオフではなくそれぞれ別物です）攻めの守川さんが大人で終始紳士的でありながらも、特に強引に迫ってきたりして素敵でした。すぐに最後までいかない分、キスの描写が丁寧で何とも色っぽい。（「キスさせてもらっても？」なんてセリフ、なかなか出ないですからね〜）ただ主人公　笙の幼馴染の圭介と守川の友人の村瀬がそれぞれ首を突っ込みすぎというか「え？アンタら彼女や妻子が居るのに、もしかして親友を密かに愛しちゃってるの？」と尋ねたくなるほどの執着度合いで、ちょっと不自然に感じちゃいました。ひねくれ者の私にはどちらのキャラも「頼りになる親友たち…良いヤツだなあ」とは思えなかったです。特に村瀬、教師でありイイ歳の既婚者が主人公の後をつけたり「俺の親友に近づくな！別れろ！」と恫喝したりって…（汗）私てっきり「俺はずっと前から守川の事を特別に想ってた。実らぬ恋を諦めて結婚したんだ」なんていう告白があるかと想像していましたもの。あと葛西リカコさんの絵は好きなのですが、守川さんが私の脳内イメージよりも線が細くて神経質そう。スーツの似合う仕事の出来るオトナの男という事で、もうちょっと男っぽい感じだったらなあ…

めっちゃよかった！！腹黒な執着攻め良き。なんかもーキュンとしまくった！！！

こういうのが読みたかった〜！と感じながら読んでました！ バーでお酒飲むシーンとか好きなんです。作者さんも絵師さんも知らなかったものの、購入前にあらすじと表紙絵を拝見して即決しましたが、買って正解でした。ノンケのはずだった受くんもどんどん惹かれていってしまう攻さんがかっこ良かった。終盤のストーカーっぷりも「どんだけ好きだよ！（にやにや）」と面白かったですよ〜！ これからまた読み返します(笑)

シリーズの中で一番好みでした。紳士的で優しい大人な攻め。だけど強引さも持っている男前!終盤まさかのストーカーぶりにもうニヤニヤ…。ホントにもう、観念しちゃいなよ…受けさまって感じ。最初から最後まで受けにメロメロなのがわかるので安心して読めます。そのぶん受けはジタバタするのでヤキモキしますが…。残念なのがイラストと攻めのイメージが合わなかったこと。ちょっと細すぎかなぁ？

とにかくキスの描写がヤバい（笑）。こんなに丁寧に濃厚なキスの描写って初めてかも。攻めの守川はなかなかのやり手で、スパダリだけど本気のエンジンかかったら手を緩めないタイプ。読みながらストーカーかよ、とツッコミたくなるほど。対して笙は過去の辛い体験から本気の恋が出来ず、来るものは拒まず、去る者は追わず。オンとオフを使い分けて遊び人といったところ。お話自体は好みなので、読んでで面白かったけど、守川の友人の村瀬が超あり得ない人物で、この人が絡む度に違和感を感じてしまいました。なので星を１つ減らしました。

ゲイ×ノンケ。会社の同僚。いやー、攻めの守川さんが好きでした。執着攻め、いいですね。大人の男性の余裕と狙った獲物は逃さない！って感じが萌えました。自分に自信がない故に、逃げようとする受けをストーカー並みに追いかける姿は勝負所がわかっているハンターですね。挿絵の守川さんは私好みではありませんでした。そこだけ残念。

初めて作者さんの作品を手にしました。良い雰囲気と時間の流れとを感じて、溺愛だなぁと愛おしく思いました。守川さんにも、笙にも良い友達がいて、2人だけの世界ではなく、現実味を感じました。

すっごくよかったです！年上溺愛スーツ攻め×恋愛を過信しない受け。ノンケの受けに対して紳士的にアプローチするイケメンスーツは最高です。終盤はほんとに甘くて、もう糖度高めでした。それでも紳士攻めです。葛西先生のイラストも良いし、久々に一気読みしました。