レビュー一覧

長編だと色々破綻している事が多い作家さんなので、これくらいの方が読みやすいかもしれないです。短編は珍しくヒーローがずっとヒロインに誠実で優しい。いい話なのに物足りないような気がしてしまうのは、テキサスの恋シリーズを幾つも読んでいる弊害かもしれないです。中編はいつものパターン。なぜテキサスの恋シリーズのヒロインは、泥水に突き飛ばされて上から踏みつけてくるようなヒーローをすぐ許すのか。文句を言いつつ幾つも読んでいる身なのですけれど。

短編と中編の2作入ってます。２編ともさすがD・Pと思わせる旨さでした。特にハート家の最後の独身の話はヒロインのドアマット振りもほどほどで〇です。癖になるドアマット振りなんですが、あんまり酷過ぎると面白いより頁を飛ばしたくなる時があるので、この長さだと丁度いい感じです。

『実らぬ純愛』は何度も読み返してます。ハート家の４男レオのお話。他の４人兄弟はみんな結婚して、ハート家の最後です。他の兄弟同様、勘違いしてヒロインを辛辣に責める手腕はさすがハート家です(笑)