レビュー一覧

これでもかっちゅーほど愛を信じないヒーローを、ある日愛していると気付いてしまったヒロイン。妻。でも恋をしても思いを返してもらえるとは思えない。しかもヒロインが浮気をしていると日々疑って傷つけてくる。てゆうかその独占欲でよく愛してないとか言うね！　と思うんですが、ヒーローは愛を信じないとヒロインを何度も傷つけ、とうとうヒロインが離婚を決意。そして自分の気持ちを告白すると、ヒーローも愛していることに気付いたと告白し・・・えええそれで許しちゃうの！　信じちゃうの！　それでいいの！　ＨＱに多い、ラストのあっさり具合に期待されない方はどうぞ。

命の危険にあって相手への思い気がついたということでは、どっちもどっちでした。ヒーローはこれから少しずつ温かみのある人になっていくと思います。甘いシーンは殆どなくて、終始相手に気づかれまいとするヒロインの心情でこっちも焦ってちょっと疲れた。そういう意味ではストーリーに引き込まれました。

う〜ん、今ひとつ好みではなかったです。ストーリーもキャラクターも。唯一評価できるのは、ヒロインと自分の妹の修羅場を状況だけで判断して、ヒーローがヒロインを選んだところかな。お互いに愛に気づくのが遅すぎだし、気づいたことで逆に不自然な態度をとってしまって、信頼どころか相手に対する疑惑しかなくてギスギスした夫婦生活になるし。ストーリーとして楽しいとか甘さがゼロ。ロマンチックなシチュエーションやキュンとするラブラブなカップルのHQが読みたいなら、やめた方がいいです。