レビュー一覧

買ったときはさして期待してなかったんですが、いい意味で裏切られました。設定はファンタジーですが、細部までしっかり行き届いて書かれていて物語の中に引き込まれました。Renta内のこの著者の別の作品もそうですが、物語のエッセンスとなる要素をちゃんと勉強されて書かれているのがわかります。矛盾や、いい加減に書き散らしたところがないのでどっぷり浸って読めました。他のネット作家擬きとは一線を画しています。面白かったです。

仙女のくせに邪神ちゃんですな。コンなんで美しいものできるのかな？

暴走娘が愛しいです(笑)突き抜けた能天気さのお兄ちゃんといい、無自覚溺愛のヒーローといい皆キャラが立って面白かったです。

面白い世界観だなと〜思い借りました。夢を見させてもらいました。

丁寧な描写のファンタジーものです。主人公の箱庭屋さんという職業も想像するだけでおもしろい。卵の世界って斬新で、作者さんは参考文献からうまく膨らませておられますね。ヒロインのお兄さんもいいキャラで、私もこんな兄がいたらなぁと思ってしまいました。とにかく描写が丁寧なので、ファンタジーの好きな方と、動物好きな方(特に犬好きの方)はぜひ読んで堪能してほしい！ボリュームもタップリですよ！

中華系のラノベは後宮物が多い中で、天界をテーマにしたファンタジー作品は珍しく、世界観の設定が細かくちゃんと練られており、場面描写もとてもキレイでした。あまり一般的でない神獣が出てきたりで、漢字が難しく、オリジナルの設定も若干説明不足で、最初の辺は分かりにくかったですが、読み進める内に慣れてきます。ヒロインが最後まで自分の夢の為に貫くところが好感が持てました。そんなに簡単にヒーローに落ちませんw 続きが気になる終わり方ですが、これで完結っぽいですね。自律したヒロインが好きな方にオススメです。

最初は世界観に戸惑いを覚えましたが、読んでいくうちにどんどん引き込まれました。(中華系ファンタジーは個人的に初でしたので)ヒロインのどれだけ言い寄られても、ポリシーを曲げない、貫く生き方はすごいなーと思いましたが、いまいちそこを貫き通す理由に共感が出来なかったので−1。また、ヒロインが天然過ぎてヒーローが微妙にヘタレに見えたけれど、読んでいて引き込まれる作品でした

読み応えたっぷりの238ページだけど「続編を早く！」って気持ちになりました。まず天帝は卵（大きな卵の中に創られた美しい箱庭の世界）が大好きで5年毎に卵の品評会を開き、気に入った箱庭を作った天女を妃に迎えていた（卵には創った天女の他には夫か兄弟姉妹しか入れないから）。結果、妃の数24人、皇子は10人以上。ヒロインは童顔だけど力のある天女。珍しい動物の羽や骨などを手に入れ美しい箱庭を作って売る「箱庭屋」を営んでいるが、子供の頃から天帝の妃となって次期天帝の母になり理想の世界を作ることが夢で50年がかりで天帝のための箱庭づくりにいそしんでいた。そこに若いけれど次期天帝との呼び声もある13番目の美しい皇子が現れて。。ストーリーはとても面白いけれど、独特の世界観の登場人物（天人、仙人、妖怪）や役割を頭に入れるのが少し大変。夫しか卵の中に入れないのに品評会で審査員や天帝はどうやって卵の中の箱庭の世界を評価するのかとか説明が欲しい点があったので☆ー１にしました。