レビュー一覧

短編集ですね。表題作はとてもキレイなお話です。見たまんまの。他は、大丈夫か？って感じの学生の話しでした。性癖が異常？って言うのとはまた違うんだけど、説明が難しいですね。なんか異常だった。兄弟の話はバナーで見かけてずっと気になってた。だけどアンソロジー的なので嫌だったから、今回まさかの入ってて感激。思わぬ収穫。表紙の話もすごく良かったし、普通に涙したけど、他のが印象強すぎて。執着がハンパない感じでした。恥ずかしながらやたら興奮した。

まず、表紙・立ち読み部分の砂漠な話は1話(+巻末におまけ程度)しかありません。びっくりです。なぜ短編集だと説明が無いのか。４つのカップリングの話が入っていて、内３つがそれぞれ現代の高校生の話です。巻頭から高校生が出てきて買う本間違えたかと思いました；そしてその内２つが読む人を選ぶストーリーという・・・。※ここからネタバレあり注意※１つ目は、攻「俺は俺を好きなやつが嫌い。あいつは俺のこと好きにならないらしいからモーションかけるぜ」受「好きだけどバレたら嫌われるから告白できない！」という、ある意味王道パターンです。2つ目はラクダ使いの少年とお金持ち青年(王子様ではない)の話で、あらすじの通りです。3つ目は兄が好きで狂っちゃってる元秀才弟×親に弟でなく自分を見て欲しくて弟を狂わせた兄の話。近親相姦だし、暗い。そして4つ目が、精神薄弱狂人系俳優の父×頭おかしい系父にはビッチな息子です。これがかなり読む人を選ぶと思う。私は面白いとは思えませんでした。父のルックスは（普通にしてる時は）とても格好良いんですが。とにかく砂漠の話が読みたくてレンタルする人は注意です。

ちょっと失敗しました。緒川千世さんが好きなので迷わず作者買いしました。表題作はサンプルから想像できる通りの話で特にひねりもありません。悪くないんだけど、緒川千世がおとぎ話を書いてみました！というだけで萌え箇所もなければBL？と言いたくなるようなお話でした。他二作は歪んだ兄弟愛(エロほんにて掲載済)と家族愛の話。千世さんはシリアス路線もお上手(本来絵柄はシリアス路線ぽいですしね)なんですがこの二作は不気味なほうのシリアスで歪みすぎてます。アソコにリボンつけさせた変態写真を学校に貼り付けしたり、女子の姓奴隷にさせられ挙げ句妊娠してしまった子を息子として育て復讐で犯したり、その息子も犯されてもアへ顔してたりとドン引き描写多々ありです(笑)萌えの欠片もありません。救いはもう一つの作品が高校生の恋愛もので千世さんお得意の色気のあるお話だったため、星一つにしてますが全体的にオススメしません。千世さんは下手にいろいろチャレンジせず色気ある美少年のラブコメとか恋愛話が一番いいですね。

誰が考えたんだろ？この構成。表紙の美しい絵とおとぎばなし。。を楽しみにしてたらえらい目に合いました。シリアスでも病み系でもなんでも読むけど、これは奇をてらいすぎ。ときどき出てくるホラーのような、人物黒くて目だけ光ってるのとか、、。そういう不気味さって、絵にしてどうだ！ってみせるんじゃなくて、感じさせてほしい。こういうお話かくとセンスいいと思いがちだけど、普通のお話かいてもセンスや個性はでてくるもんだと思います。すべて含めて嫌な気持ちです。多分二度と読みません。ラクダ使いのお話はかわいいけど、内容より一冊の本としての構成に★一つです。

やられました・・がっかり。好きな作家さんなので借りてみたらおとぎ話はほんの少しだけ。短編集だったのはまあいいとして半分が異常な近親相姦話。全く面白くありませんでした。好みの問題でしょうが読後の気持ち悪さ半端なく、表題作がほとんど印象に残りませんでした。もったいない。おまけにおまけして2個。

（※ややネタバレあり）表題作のCPの他に、同級生・兄弟・親子のお話が収録されています。カテゴライズするなら短編集だと思います。表題作のアラブラブは内容紹介にもある通り慎ましく純粋なお語なのですが、他の収録作が読む人を選ぶ内容です。近親相姦かつ愛憎執着どろどろもりだくさんで、内容紹介のストーリー目的で借りると後悔するんじゃないか……というところで☆一つ減らしました。ただ、個人的には☆十個でも足りないくらい好きな作品です。緒川先生の描かれるストーリーや雰囲気が好きでRentaにある作品はすべて借りているのですが、ストーリーの組み立て方や短編の運び方が今までで一番良かったです。（特に同級生のお話）兄弟・親子のお話は「当事者にとってこれが幸せ」なハッピーエンド？なので、そういう関係性が好きな私にはたまらない一冊でした。

他の方も書かれている通り、話の系統の振り幅が大きいです。表紙の雰囲気だけで読み始めると衝撃が強いかもしれません。時々挟まっている歪んだ話。私はこういった話は、描く人を選ぶ気がします。この作者さんが描く歪みは、こんな話も描けるんですよってただ見せたいだけな気がして、なんか違うなあと思いました。(上からの感想で本当に申し訳ないです。) 歪みを描いているにしても、絵があまり怖くないので、ストーリーの暗さに絵が付いていってないです。作者さんは 明るい話の方が向いてるんじゃないかなぁ～と、勝手ながら思ってしまいました。

内容は短編４つ、その中の２つの作品の後日談がちょろっと入っているものでしたが、うーん前半２つと後半２つの作品の雰囲気が違いすぎて…。前半の２つの作品は好きでした！表題作が1番よかったです♪純粋に素敵なお話だと思いました。後半２つが狂気に満ちたといいますか重めで少しゾッとするお話でしたね。ヤンデレというか受け攻め共に病んでます。それが好きな方にはおすすめかも。私は前半２作品だけで良かったです。笑

無料サンプルのラクダ使いを読んでレンタルしました。…が、短編集だったので残念でした。いきなり違う作品が出てきたのでビックリしました。絵は素敵でイケメンばかりで好きですが、悲しい内容で残念です。４つの内３つの作品共、内容が暗く歪んでいたので自分は苦手でした。特に兄弟作品の弟くん、親子作品の父が可哀想で辛かったです。性的イジメをされ、頭がおかしくなります。ゴールが見つからなく暗く、誰も救われません。ラクダ使いの話が一番好きです。もっとこれのみ読みたかったです。こちらの作者の他の漫画はオススメです。この漫画は期待はずれでした。

作者買いです！実は発売したばかりの頃大手通販サイト口コミがあまり良くなく、今回も少し躊躇しましたが、私的にはやっぱり大当たりでした！あ、表紙のイメージとサンプルは4話入っているうちの2話目で、あとの3話は現実の中の非日常な人たちのお話です。（以下軽いネタバレです）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　①高校生同士のちょっと捻くれた青春　②砂漠の国のお話　③病んでる兄弟の話　④病んでる親子の話　＋　全話のその後　という構成で、病んでる系痛い系が苦手な方は、①②でやめておけば後悔はしないかと…(笑)　多少の痛みなら大丈夫でこの作者様が好きな方なら良い一冊だと思います。　③と④も、理解するのは難しいですが愛あるお話で、本人たちは幸せそうです。その後のお話では、③と④のキャラ達の世界が繋がってちょっとホッコリ？しました。　②の終わり方が少～し唐突な気がした以外は、どの話も後味悪くないと思います。やはり私にとってはこの作者様はハズレがないです。悲惨な境遇・痛い＆病み系が「好き！」というより「平気！」な緒川千世ファンはぜひ！（痛・病み系が「好き！」な方には病み足らないのかナト）