レビュー一覧

もう一方のレビューがわりと辛口だったので一応補足しておきます。神楽さんの小説って割りと濃い内容があるわけでも、ストーリーも驚きの展開とかもなく、エロ描写もわりとあっさりしてるので、あわない人にはあわないんだろうなと思います。じゃあどこがいいのかっていうと、私の場合どの作品もなんとなく感じるフェチズムみたいなものが自分とフィーリングが合うからです。この作品でいうと女装ですね。女の子でいいじゃないか、といわれるかもしれませんがとんでもない。男の子が女の子の格好をすることにフェチとしては最大の魅力があるんです！女装も自分のことを名前呼びするのもリアルな世界では違和感を感じるかもしれませんが、紙媒体であるからこそ違和感なく楽しめると思います。この作品の主人公はなんだかんだ色々考えて悩んでるのも好感もてますし、なにはともあれ女装がかわいいので読後感は悪くなかったです。ガーターベルト描写なんかもあり、女装フェチは読んでみてもいいかと。

女装物って、読み手を選びますよね。受けが17歳男子で、自分を名前呼びするのがちょっと？？？ですが、それさえ許容できたら大丈夫かと思います。ストーリーはおもしろかったです。攻めが何があってもブレないし、一途で男前！すごくオススメです。この作者さんは他の作品もですが、ファッションだったり小物だったり、背景をこだわって描写しているので、想像するのも楽しいです。

なかなか可愛らしいお話でした。ただし、ずーっと青磁兄ちゃんにイラっとさせられてましたが（笑）仕事熱心で弟思いなのは分かるけど、ヒステリー過ぎないか？ちひろのアレは兄のせいでもあるなぁ、、、なんてしみじみ思ったり。一途に颯に想われ、少しずつ地に足を着けて変わっていくちひろの姿は微笑ましいです。兄離れ万歳で幸せ(^^)

うーん、大変残念でした。女装した男の子が主人公ですが、そのまま女の子でも全然問題ないというか、一応「ちひろ、男の子なのに」と悩む素振りはみせるものの、大した障壁になっておらず。さらに自分のことを名前呼びという17歳男子としてどうなのという幼さ。あと、イラスト入りですが、身体のバランスの悪さがちょっと気になりました。というわけで、あまり加点ポイントもなく、申し訳ないですが、この評価です。