レビュー一覧

マイカ・スティールがヒーローです。私個人の印象ではサイ・パークスやエビニーザ・スコットに比べると少し薄いかなと感じます。今回も傭兵仲間がやはりたくさん出て来ました。ダイアナ作品は繰り返して読み返す事が多々あります。過去や未来のヒーローヒロインが脇役で出てくるのでそっちの方も気になって読み返すという無限ループに陥ってしまうことも。今回も傭兵仲間のコルビー・レインが気になり「許されぬ過去」を返し読み、そこでアレクサンダー・コップ、ロドリゴ・ラミレスが気になり、立て続けに「壊れた恋心」「涙は愛のために」を再読。キャッシュ・グリアが出て来た段階で広がり過ぎることが想像できてやめました。なんども読み返すとあれ？こんな所で出て来てる。って言うヒーローヒロイン以外のキャラクターも多数再発見できます。

夢中で読み終わりました。両親が揃っているのに幼い頃より悲しい目にあって………。やっと優しいパパに出会えて穏やかに暮らせると思えば、義兄のマイカに冷たくされるし！あげくにその義兄のせいで誘拐されちゃうし！助け出されたらある島に軟禁状態！うわーもうやってらんない～～～。ヒロイン可哀想だわ。ヒーローの性の葛藤　自制心などかなりリアルでなるほどなあと思いました。ラストは実父とも和解でき　素敵なハッピーエンドでした。これはシリーズ物ですね。癖になりそうです。仲間たちがたくさん登場するし、彼らの活躍ぶりも読みたいです。

漫画より小道具は増えているのですが、それにしてもヒロインが抱き合ったことを忘れているのは、どう考えても不自然でした。どうしてこんな変なストーリーにしたんだろう。弱すぎる麻薬王といい、冒頭の生々しい恐怖といい（主役カップルは性格的にはラブコメの方が似合いそうで、良さが損なわれている気がした）、いろいろおかしいよね。

いいお話でした。が、ヒロインの過去が可哀想すぎます。やっと穏やかに生活できるようになったのに…。これから思いっきり幸せになってほしいです。

表紙のお二人がイメージとかけ離れていたのでコミックの二人で脳内変換して読みました。イメージは大切です。冒頭部分はコミックのほうが原作よりわかりやすかったけど、はらはらどきどきの展開で涙なしでは読めない面白いお話でした。義妹のヒロインが誘拐されヒーローが助けに行くけどよく間に合ったよもう。ヒーロー、ヒロインへの愛に臆病すぎ。冷たく罵倒するところでは頭にきました。冷たくするたびに後悔するヒーロー。ヒロインは本当にいい子で強くて可愛そうで何度も涙が。鎮痛剤が自白剤になるという特異体質のヒロインの魅力に抗えずヒーローはとうとう最後の一線を越えてしまい、ハッピーエンドに。良かったです。最後はハート家の５兄弟の２人がちらりと友情出演で出てきます。４男のレオは「実らぬ純愛」で、一番気性の激しい５男のレイは｢遅すぎた初恋」で読めます。