レビュー一覧

特に心掴まれるようなサンプルではなかったのですが、とても読みやすくて好きな文章でした。どうしても続きを読みたくなり購入。大正解。ミステリーも無ければハラハラドキドキも無いけれど、少しも飽きることなく一気に読んでしまいました。甘くて優しくてエッチでイイ感じに笑えて、心のささくれが静かに癒される話です。おすすめ♪

智秋くんがちゃんと男の子なんですけれど何か可愛い。檜野さんの軽快な言い回しも読んでいて面白いです。何より檜野さんが一途で良い…！智秋くんが、自分に自信が持てなかったりと、やや後ろ向きな面もありますが、基本的に良い子なので、大事にしてあげて欲しいなあと思うところを、檜野さんがばっちり大事にしてくれるので嬉しいです。時々おちょくった事も言うけれど、言動に一々愛が滲み出ているので、読んでいてほっこりします。智秋くんが少しずつ絆されて、途中から両片思いっぽくなるのも可愛らしいですね。お話として大きな山があるわけではないですが、ゆっくり流れていく時間の中で、二人の気持ちが少しずつ摺り合わさって行く優しいお話でした。小鉄子さんを作者買いしていたので、表紙だけを見て小説と気付かずに買ってしまったのですが、思いの外好みドンピシャな作品に出会えました。BLとしても好きなお話ですが、何かの拍子にふと読み返したくなるような、小説としても好きな作品です。そして読むと万年筆が欲しくなる（笑）ほのぼの系で付き合うまでをじっくりと読みたい方にお勧めします。

素敵な話しでした。が、一つ気になるのは受けが元彼に女と結婚され裏切られた（それ以外も元彼はクソなんだけど）にも関わらず、攻めはバイなんだよね。結婚や子どもという事を盾に振られ、あれだけ傷ついて悲しみそして悩み逃げまくる受けなのにそこは不安にならないのだろうか。私がバイが苦手だから気になっちゃっただけだろうか。

なんかダジャレのような設定が引っ掛けなのかな？

表紙イラストの雰囲気から文房具店の地味な純愛ストーリーを勝手に想像していましたが･･･意外な展開が続いて面白かったです。人との繋がりや心情や物の形容など色んな事が万年筆にうまい具合に例えられているのが良かった。サバサバしてユーモアがある攻のキャラが好きでした。

中学生？高校生？？の智秋くんがかわいい！これは、先生も気持ち持って行かれちゃうのわかります。軽そうな表紙ですが、色々複雑な事情があるお二人。これからもお幸せに！！

地味な様でも好きな万年筆の道を極める為にコツコツと励む智秋は恋愛にも一途で健気。そんな智秋を大きな心で包み込むような檜野。智秋の元カレは最低だけど、ひた向きに愛情を注いでくれる檜野と幸せになれて本当に良かった。智秋の事が大好きな徳さんと檜野は似た者同士で笑えます。

甘い話が読みたかったので満足です。元カレが最低すぎですが、先生が大人でカッツコイイです。

もともとゲイな人の話なので、同性同士の葛藤は全くありません。受けの、ろくでもない元カレにはむかつきましたが、センセイと今幸せならそれで万歳ですね。キノコ尽くし、私も食べたいです。

攻めがとても明るいせいか(全体を通して)、受けの辛い現状も、攻めの辛い過去も暗い気持ちにならず、なんとなくほのぼのと読めました。あぁ、こういう恋愛もいいなぁ、と思える作品です。