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伏見視点でのストーリーに成る程なーと思いました。前作までの息子達(受け)の総本山的な冬貴×伏見は曰くありげで解せない事もあったけど、清澗寺家の血族結婚も冬貴で終わり息子達のストーリーに繋がっていく、なので思った以上に重い内容でした。そして冬貴の可愛さと一途さも思いの外に納得いく話でした。

清がん寺シリーズの源である３兄弟の父のストーリー。 主人公の冬貴は、無垢でしたたかそしてどこまでも妖艶で、攻めの伏見だけでなく、全ての人々を巻き込み振り回している。 そんなつかみどころがない冬貴だが、ただただひたすら伏見を愛してる故の行動なのが、切なく愛らしい…。 彼は、体の関係でしか愛を表現出来ないだ。 どこまで続くかわからないエロチックで激しい二人の世界に引き込まれて行った不思議な作品です。

ドラマCDになってる作品です。円陣闇丸先生の表紙が素敵。

何度読み返しても重い。でも忘れた頃にまた読みたくなる。CDを聞いては読み返しを繰返してほとんど中毒ですわ。

清澗寺伯シリーズの全ての始まりです。清澗寺冬貴の個性と、実はこの一族を生み出した伏見義康とのお互いを生かすか殺すかという程のやりとりにのめり込みました。これからも何度も何度も読んでいく作品です。