レビュー一覧

あまりにも受けの千昭が薄幸過ぎて、もう胸が痛くて読み進めるのが辛かった。悪役の義兄の凄まじいDV地獄からどうやって解放されるのか結末ばかりが気になって、暴行から救われる場面や、攻めの真との束の間の甘いシーンを読んでいても気持ちがそがれてキュンキュン出来ませんでした。ハッピーエンドだけれど、義兄は殺人まで犯しながら確たる制裁も受けずに失踪し、読み終わっても怒りの収めどころが無く気持ちが落ち込みました。この作家さんはどれを読んでもストーリーも文章も秀逸で申し分ないので酷評は躊躇われるけれど、この設定はどうにも辛くて私の趣味に合いませんでした。凌辱のシーンを期待する方には好みかもしれませんね。

このシリーズで一番好きなカプです。大満足な一冊です

大好きな作家さんで、いつもの作家買いです。今回は内容が薄い。そして即物的過ぎる。色々な出来事がしっかり回収できていない。この作家さんで初めての残念感です。忙しかったのかなぁ

序盤から最後まで義兄のクズっぷりに何度もキレました。もう15年もそれが続いていたとなると千昭の精神は壊れていても不思議はないと思います。むしろ、よく正気でいられたなあ...と。守るべき人達がいるとはいえ。大人になってからなら、隠しカメラでも設置して暴行の証拠を残しておけば、とも思ったのですが。でも、そんな気力すらなかったのかな。仕事に打ち込む事と母と妹の笑顔の為だけに生きて耐え抜いた千昭にはこれからの人生メチャクチャ幸せになってもらわないと。義兄はろくな死に方しないでしょう。作中で報いを受けて欲しかったです。真にべろべろに愛されて、思いきり笑えてる後日談も読みたいです。

シリーズ全部書籍で購入。シリーズ自体はすごく好きなんですが、1番この話が苦手といかあんまり読み返さないです。嫌な奴って、どんな話にも出てくるとは思うんですが、この話に出てくる義兄は本当に最低最悪。シリーズの登場人物の中でワースト1位です。受を攻に襲わせようとする初めから最悪。まぁ、彼がいなかったら二人は出会わなかったわけですが。その後の暴力もだし、部屋でしたこともだし、母親へのことも全て読んでて嫌な気分になります。攻はイケメンで、受を守ろうとしてくれて、最後には受のために自分を変えます。そんな素敵な話だけど、やっぱり義兄のせいで星少ないです。

「ペットラヴァーズ」シリーズの中では、この作品が一番好き！異母兄弟に執拗に暴力・脅迫行為を受ける若き主人公（ドクター）。ある日その異母兄弟が、かれに性的ダメージを与えるために秘密クラブ「ペットラヴァーズ」から雇い入れたライオンのような精悍な男。しかし「契約内容が違う。同意がなければしない」とライオン男は拒否。その後二人はいつのまにか惹かれあいます。いままですべてをあきらめ受け入れてきた心折れた主人公が、ライオン男の自由で勇敢な生き方に感じ、愛に目覚め、自我を取り戻すストーリーです。異母兄弟とは関係ない人物からレイプまがいの行為を受けるシーンはちょっと余分かもと感じました（さすがにやられすぎ感あり？）でも、人物描写がそれぞれよく描かれており魅力的です。

受けが酷い目にあいます。何回も何回も。でも攻めがいるので救いです。彼がいるので何回酷い目にあっても最後まで読めます。面白かったです。さすが大御所さんの作品です。読ませます。1シーンで口に氷入れて殴られますがあれは痛い。身近にある物だけに、想像できて辛いです。口の中、ズタズタって痛い～。

作者様買いです。だいぶ昔の作品ですがいつも通り期待してました。ですがはっきり言って購入を後悔しました。作品中には千昭と言うただただ悲惨な義兄によるDV性被害者がいただけでした。攻君も存在感なくなるほど、千昭と義兄のいびつを通り越した、本来なら刑事事件の加害者と被害者にならような関係性だけが残って胸糞もいいところでした。作者様は義兄にやらせすぎました。BL小説として作者が何を思って千昭と言うキャラクターをあそこまで痛めつけたのか理解不能。しかも義兄の暴力性をエスカレートさせた千昭からの母親や妹に対する献身の理由も弱すぎて、悲劇のヒロインとしても全く寄り添えない。なのに当の千昭本人は読み手の私を置いてきぼりでどこまでも悲劇を気取る上に、なんだかブレブレな発言や行動をするから終いには千昭と言うキャラまで鼻につく。とても悲しい。あと、攻から受さんに対して雌ライオン発言（良い意味的に使った）も気持ちが悪い。このような作品で必要なカタルシスって何だ？というほど全部回収されてない。他の読者さまのレビューが優しいのでついつい悪辣な意見となってしまいましたが、あくまでも個人的な感想ですが、星マイナスにしたいくらいナシ。

妹と母の為にそこまで自己犠牲を払えるのか?全く響かずでした。なんだか痛々しい場面が多すぎる作品でした。

この先生にしてはあんまり無理な設定ないと思ってたんだけど。