レビュー一覧

英田さん作品にしたら設定が地味と言うかか、、裏社会ものでないオヤジもの。読み始めこそパッとしないなぁ～なんて感じましたが、いやいやさすが英田氏、結局しんみりジワっとくる展開やら科白にばっさりヤられました(笑)七原がもお面倒臭いのに可愛いってゆーこの魅力何なのさ、良い大人が子供みたいに強情っつか意地っ張りってか(笑)温度低そうで実際自分勝手な直情型？な棚橋の後半の頑張りにもギュンときました、彼の科白にもトキメキ(笑)。英田さんのこーゆーおだやかな作品もイイですよね。

初めての作者様です。何かいい小説ないかなあと探していたところ、どうやらこの作者様は人気があるらしい、でも普段は派手な設定のお話が多いらしい、でも本作は作者様の中でも珍しく静かめな話らしい、と調べて、派手な設定が苦手な私には合うかも！と購入してみましたが……正解でした！すごい良かったあ～！同窓会で出会った先生と再開した主人公が、先生との距離をゆっくり詰めていき徐々に好きにならずにはいられなくなる様子、婚約者がいるのに先生とは離れられなくなっていく葛藤、生徒のことを思い全く受け入れようとしない先生とのすれ違い…全編が静かに紡がれているのに、熱くて狂おしいほど切なくて、胸が苦しかったです。だからこそ、最後のラブラブエッチはニヤニヤが止まりませんでしたけど。作者様の他の作品も読んでみます！

DEADLOCKが好きで、他のヤクザ物も読みましたが、この作品は動ではなく静で新鮮でした。作者あとがきにあるように確かに地味ですが、しっとりしたラブストーリーで良かったです。ずるい男の部分も、あ～いるいると思わせるとても人間味あふれる2人で、どうにもできない恋心が素敵なタイトルと合っています。前編が攻め視点で、後編が表題作で受け視点なので、両方の葛藤や恋心が伝わってきます。

途中から、英田さんの作品だと忘れてしまっていました。そのくらい、いつもと違う雰囲気の作品です。透明な雨が滴るように、ゆっくりと物語は始まります。ノンケの元生徒棚原×臆病な元担任水原臆病な水原と、積極性と空気を読める棚原ゆえに、なかなか甘々にはなりません。臆病な先生は、棚原を全否定するもののかまってもらえないと不安で寂しくて、わんこの生徒のようにも感じました。

真実の愛ってすごい免罪符?でも出会ってしまったんだからしょうがない。

直ぐ隣にいるような等身大の主人公たち。英田さんの作品では異色なのかな。いつも登場するようなスーパー攻め様でなく、スーツ着て眼鏡でおおらかで優しくて根気強くて、そして我慢の最後の最後に、男気を爆発させエロエロで。こんな年下攻め最高！がっつり自分のﾀｲﾌﾟです。

切ないとは思うけど。、最低だとも思う。棚橋も大竹も同じ二股やろうで違いないよね。

高校卒業後の先生受け、教え子攻めです。攻めがノーマルからの始まるので、そこそこの存在感で過去と現在の彼女が登場します。日常の延長に、必然的に同性の恋が発展する物語です。それが、情緒豊かに描かれています。平凡と言われればそれまでですが、面白かったです。

攻視点と受視点の２部構成。教師と元教え子の話です。受の教師がひどい天邪鬼でマイナス思考なゆですが、そうなった理由があり共感できました。恋って何だろう？と考えさせられる作品。

この作家さんのヤクザが出てこず外国でもない日常モノは初めてでした。派手な設定は無くても、丁寧な心理描写で読ませます。攻め視点と受け視点の二部構成ですが、受け視点のモダモダが好きでした。攻めは元生徒ということもあって基本ワンコっぽいですけどキメるところはキメて、受けもけじめつけるところはつけて、いいカップルでした。