レビュー一覧

怪我を負った事で、歩くことも、身体を動かすことすら出来なくなったヒーローと、家族に見放され、愛されることすら知らず、母親にすら産んだことを後悔され、邪魔者扱いを受けながらも貧しい中で暮らし、やがて母親に置き去りにされたことで孤児院での生活を余儀なくされて成長したものの、男に騙される様な形で結婚し、DVの被害者となった過去を持つヒロインの、信頼と友情と家族愛のお話です(*^_^*) ヒロインの頑なさが気にならなかった訳ではないのですが、未経験者が分かるはずのない、微妙な心模様や信じたいのに信じるのが怖い気持ちを切ないまでに描いていて、心苦しさに、こちらまでが切なくなってしまう辺りは、さすが！という感じです;^_^A ヒーローが電話でヒロインの気持ちを繋ぎ留めようするところは、自信のないヒロインにはとても大切なメッセージになっていて、とても良かったと思います(*^_^*) ヒーローの妹夫婦のその後とか、二人のその後などがあれば良いのに…って思えてしまう、そんなお話でした( ´ ▽ ` )ﾉ

酷い目にあい続けたヒロインが、生き抜くために頑張ってきずいてきた壁をヒーローがぶち壊します。最初は死ぬ一歩手前のところにいたヒーローを生き返らせたヒロインですが、生き返ったヒーローはヒロインを心の闇から救い出します。ずっと義弟との仲を疑い続けていたヒーローにヒロインは愛想を尽かしますが、離れてやっぱり寂しくて、ヒーローからの電話攻撃に陥落しちゃうヒロイン。流石はＨＱ。

ヒロイン生きる強さに患者も感覚されていくのではないでしょうか？

とてもいいお話なんだけど、ヒロインがヒーローの妹の夫と話しただけで激怒するっていうポイントは解消されないままくっついたんじゃないかと・・・気になります。うまくいきそうでもヒーローの嫉妬がひどいことが喧嘩の原因なのでは？　と思うのに、離れて寂しくなったから、というか激怒して別れたのにご機嫌を取る懐柔策にでたヒーローにヒロインはほだされ始めてるというか。え。そんなことでいいの。原因は解消されたの、と最後まで気になってしまったので、☆をひとつ減らすます。

辛い過去を持ちながらも情熱と信念を持って仕事をするヒロインが素敵です。その彼女の姿勢が頑ななヒーローを動かします。二人がそれぞれの苦しみや痛みに向き合いもがきながらも前へ、未来へ進む姿は心を打たれるものがありました(^^)リンダハワード作品に出てくるヒーロー＆ヒロインはたくましく強く魅力的です♪

肉体的に傷ついたヒーローと精神的に傷ついているヒロイン。最初はヒロインがヒーローを癒そうと懸命になるけれど、後半はヒーローがヒロインの心を癒そうと懸命になるところが面白い。

お話の終盤辺りのヒーローの電話がなかなかいい感じです。