レビュー一覧

待っていました！ありがとう！「華麗なる陰謀」「貴婦人の秘密」「伯爵令嬢の憂鬱」と続いていく一連のシリーズの第1作です。コミックで読んで、面白かったので、ぜひとも、原作が読みたかったんです。ワクワク、ドキドキしながら、あっという間に、読み終えました。いやあ、満足。

…笑!!!声を上げて笑いながら読みました(笑)ヒロインとヒーローの掛け合いが面白すぎる＆先代伯爵夫人がイイ味出し過ぎ(≧ｍ≦;)ちょっぴり強欲なハリエットのせいで後見人を恨みつつ家出したセーラと、彼女を追ってきた後見人マーカスが雪で宿屋に閉じ込められて…という話。セーラが未亡人のフリしてマーカスを騙す出だしからグイグイ読ませます。ところどころジョークが効いてて面白い!!ユーモアセンス溢れるヒロインが魅力的。ホットシーンは無く、ロマンスと謎解き要素は控えめながらも、会話のテンポとキャラの個性で魅せるハイレベルな作品。

笑かしてくれました(＾ｰ^)ノ そして、魅力的で変わり者のお祖母様とパドルと、そして、ヒーローとのテンポの良い会話と、ユーモラスだけれど機知に富んだ会話に楽しませてもらい、殺人の絡むサスペンスにドキドキとして、気が付けば大笑いしながら読破していました( ´ ▽ ` )ﾉ 強いて言えば、爵位を持たないのに伯爵家の孫であっても貧乏貴族は多いはずなのに、何故、ヒーローが裕福でいられるのかとか、犯人の家族と判明したその人たちのその後とか、隠れ家の場所の特定に貢献したホラ吹き親父のこととか…。妙にその後のことが知りたくなるお話でもありましたo(^▽^)o

ポンポン交わされる会話が 小気味良く笑ってしまいます。上流階級の人々なのにまるで下町家族の様な遠慮のない豪速球の遣り取り。特に、祖母と小間使いはツンデレ系「仲良く喧嘩しな」です。自分をほったらかしにしていた後見人(ヒーロー)の尊大さに負けてないヒロインもお茶目です。『華麗なる陰謀』のヒーローが積極的な囲い込みなのに対して、こちらのヒーローはじわじわ囲い込んで行くムッツリさんです。後見人の役目が終わって自分が求婚できる様になるまで他の男を近付けさせる気が無いとか、ただの職権乱用です(笑)　虫が付く事より事件に巻き込まれて違う心配で大変になりますが。殺人事件や謎解きのサスペンスがほど良いスパイスでした。『華麗なる陰謀』のヒーローの大恩人ご夫婦の素敵なロマンスが読めて大満足です。後、他作品では探偵のスタッブズがケガが元で刑事を辞めた負傷の詳細が判明しました。

すごく面白いです。存在感はあるけどハンサムじゃないヒーローが気に入りました〜。

ミステリー小説ばりに事件が主でロマンス要素は半分くらい。面白かったけど翻訳が微妙でつっこみどころ満載...おそらく原書の言い回しとか回りくどくて難しそう。

ミステリー仕立てで、まぁまぁ読みごたえあり。終わりかたはあっけないけど恋愛ストーリーがメインなので。

話は面白かったし、二人の掛け合いや、周囲の人たちとの掛け合いも中々楽しめました。でも、ヒーローは愛人清算したのかしら？　そこが気になって仕方がない。