レビュー一覧

木下けい子さんは作品の幅が広い作家ですね。コミカルで明るい作品のいいんですが私はこのようは渋い、大人の恋の話しが木下さんの絵柄のイメージと似合うような気がします。「隣の彼」もそうですが、大切な誰かを失った人の悲しみと、それを見守る人の視線がすごく温かくて、丁寧に描かれています。熱々のラブはありませんが、じっくりと来るものがあって、何度でも読み返したくなる作品ですね。

ごめんなさい　３つです。評価が高かったので　とっても期待して借りたのですが確かに絵は素敵だし、カラミのシーンもドキドキしましたがストーリー自体はなんとなく安易というか薄っぺらい気がしました。ラブシーンでは確かにちょっとドキドキしましたが、それ以外の心の動きみたいな部分では全くドキドキしませんでした。

木下作品の大ファンで作家買いをしている私ですが、今回の作品は、少し小野寺さんと大和が関係を持つのに展開が早い気がしてなりませんでした。大和もそっち系だったと言う事でしょうか？その辺の描写が描かれていないので解らないのですが、抱きしめられてキスをされただけで、そう簡単に体を許すのかな？と少々疑問に思ってしまいました。いつもなら、その辺りも上手に丁寧に心理描写を描かれている作家さんだけあって、今回の作品に関しては、少し違和感が残ってしまったのが残念です。内容が薄いとまでは言いませんが、奥深さを感じさせられなかったです。しかし、所々、きゅんとするものはありましたし、胸キュン作品に長けている作家さんだとは思いますので、今後も期待したいと思います。

表題作と、高校時代の友人の結婚式で再会した2人の「スロウバラード」という話の2編が収録されています。絵も会話も切なげで素敵なのですが、私には表題作がいまいちだったので、3点です。理由は「梓弓引けど引かねど昔より……」の歌と、どう関連させたいのかがわからなくて。歌の意味とだいぶ違うような……雰囲気で読めばよいのでしょうか。それから、おそらく誤植なのでしょうが、肝心な場面で「引いて引かねど」と書かれていて、なんだか冷めてしまいました。（「引いて引かねど」という歌もあるのかと探してみましたが、見つからなかったので恐らく誤りだと思います。）でも、「スロウバラード」は、とても切なくて素敵です。私は48時間チケットをおすすめします。

表題作も良かったですが、スローバラードがとってとってももツボで、胸がキュンキュンしまくりでした。

木下さんの描く作品が大好きです、今回の表紙がとても雰囲気あって綺麗で良いですね、二つの話が入っています、表題作の話では、最初の出会いシーンから惹きつけられる、特に絡みのシーンが凄くドキドキで、エロでドキドキと言うのじゃなく、なんだろうな、秘密の関係を持ってしまった感のような、切ないような不思議な感覚でした、キャラの表情がとても色っぽく描かれていて、ハピエンで良かったです、背景の日本家屋がホッと和ませてくれています、二つ目の話は、途中から切なくて、胸が締め付けられる感じでした、二人のすれ違いがまた泣けますね。。。こちらもラブラブで良かったです、もう少し続きが読みたい気持ちになりました。

表題作は私の中ではイマイチ・・・でした。結局どの時点で教授じゃなくて、息子の方を好きになってたのか、分かりませんし、そもそも好きになってたの？そうなの？！という感じでした。2作目の方が好きです。この作者さんの「今宵お前と」の様な一途な気持ちが切ない感じ。こちらの作品が1冊丸ごとあれば、良かったかも。

作家さん買いです😊木下先生のお話の中では、自分の理解力が不足なんでしょう、初読み時にはあまり理解が出来なかったです。受けと、攻めのお父さんが関係があったのか否なのか分からなくて、ちょっとモヤモヤしました。攻めは自分の父親との事を知って、ショックを受けますが。木下先生は上手くお話をまとめてくれているので読み応えはあります。

作家さん買いでしたが今回は物足りなさを感じました。表題作は小野寺さんが大和くんを好きになったタイミングをもっと描いて欲しかったし大和くんが父親に対してもった感情も描いてほしかったです。『スロウバラード』は新太と優矢と各々の気持ちが上手く描かれていて流石だなぁと思いました。

無料サンプルで表題作をどうしても読んでみたくなりました。でも自分のわがままなのかもしれないけれど、個人的にはBLは一途な気持ちというのにゾクゾクするので、攻めの父と受けはプラトニックもしくは受けの片想いであってくれれば良かったのにと思ってしまいます。息子の自慢をしながら部下である受けとそういう行為を行っている父親って自由な人というより嫌悪感をもってしまう人物に思えてしまうので。受けの気持ちがいつ変化したのかも、このお話ではつかめませんでした。惜しい。