レビュー一覧

「対になっている作品」の方の「コミカライズを担当された漫画家さん」に引き続きこちらも担当して頂きたかったなあ・・・と残念でなりません。こちらの方を担当された漫画家さんの絵柄はイマイチなので「レンタルするつもりはなかった」けれど片方のを再度読み返している内に「何となく気になって無視出来なくなった」ので。「片方の作品」と「こちらの作品」で「漫画化の基にした翻訳版の小説の翻訳というか原作本文の解釈」のせいなのか、「若干辻褄が合わないと思える部分」がありました。

２作しかないシリーズなんだから、同じ人にコミカライズして欲しかった。キャラの印象がちぐはぐなところがあります。じゃあ何でサファイアの恋人だったのこの人…。という根本的な腑に落ち無さがあります。

ヒーローは恋人がいたのに、いつからヒロインの事が好きになったんだろう。しかも、意味深な言い方せずにヒロインに自分の想いを伝えればよかったのに…。とにかく、この話のヒーローはどちらの女性たちにも中途半端だった。でも、麻生先生の作品絵は好きなので星４つで…。

ヒーローは彼女いるのに何故？結婚？チグハグな話です。なんだか、突っ込みどころ満載ですが…最後はハッピーエンドなのでヨシとします（笑）

これ単体だと多分腑に落ちます。Ⅰを先に読むと、ヒーローが酷いです。理由があるとは言え、恋人(Ⅰのヒロイン)にきちんと説明せず、雑誌に撮られた途端疎遠になって隠れて会い、恋人が敵(？)の所に行っても助けるでもなく、結婚するのをただ放置、その癖傷付いた顔で書類上の妻(今作のヒロイン)に手出し＆避妊せず。挙げ句その後の言葉がもう…！ヒロインが自分を愛していないと思うのも無理はないです。最後は二人の思いが通じてハッピーエンドではありますが、Ⅰ・Ⅱを続けて読んだからか、モヤモヤが残ってしまいました。ヒロインは悪くないのに…

ストーリーが、少しややこしいかな？　辻褄の合わない事もあるし？　麻生先生の話は、大好きですが…ちょっとこの話は、私の好みでは、なかったです。

正直、絵は苦手ですし、ヒロインは強くたくましく生きるという感じがしなく、泣いているシーンが多いので、よく泣く人だなあ、、と苦手なタイプなのですが、、ヒーローの包容力と優しさに感動したので、あっという間に読み切ってしまいました。読んで「これは買いだ！」と無期限でお借りしました。とにかくヒーローが人格者！これに尽きます。

8年前がお互い若かったから現在ヒーロー28歳、ヒロイン25歳なのですね。ヒーロー、ヒロインに提案したタイミングから心は決まっていたのでしょうけどね。本人も気が付けていなかったのでしょう。主人公たちにとっては8年間は必要な時間だったのでしょうね。気の長い話。

麻生歩先生の作品では珍しくチョッピリ理解し難いストーリーでした！

「宮殿に囚われて　復讐の波紋Ⅰ」の続き物です。やっぱり両方とも麻生先生に書いて欲しかったです。ヒーローの印象が違い過ぎてもったいない。