レビュー一覧

あとがきにもあるように、この作品はダイアナ・パーマーがデビューして四年目のお話です。裕福な牧場主にして色男、それでいて冷酷なのに、女には情熱的。方や美人なのにひけらかすことなく、素直でウブでいながら、才能や思慮に恵まれた牧場主の娘。そんな二人の母親と父親が再婚して家族となり、やがてヒロインが独立するも、これから、っていう時に事故に遭うことから始まるお話です。30年以上前の作品なのに殆ど違和感なく読めました。最近のお話よりもソッケなくお互いの間に距離が出来る過程も、嫉妬や嘘が絡んだりすることも、逆にお話に夢中になれました。いいキャラの持ち主もいて和ませてくれる反面、嫉妬して二人を引き離そうとする女性もいたりして、飽きずに読むことが出来ました(*^◯^*)

もっと早くに読めばよかったと思える1冊でした。なぜこれがテキサスの恋シリーズに入っていないのか謎です。入ってませんよね？？「片想いの行方」に出てくるオダリーエベレットの両親のお話でビッグスパー牧場やこの話のヒーローヒロインは他の話でもちょこちょこでてくるのでこれ単体でももちろん楽しめますし今後他の作品を読んでいく上でも読んでおいて損はないです。そしてダイアナパーマー好きならこの作品きっと気にいると思います。

初期の頃の作品とは思えません。違和感なく入り込む事ができました。実はヒロインにべた惚れながら恋心を素直に表現できない年上ヒーロー。振り回されるヒロイン。どうなる？どうなる？とハラハラさせてくれます。イライラもさせてくれました。登場人物も魅力的！それぞれの恋仇のようなギルとテッサ。だけれど継母のエマがすごくステキだったな。さてさて結ばれるまで長かったね〜。別作品で３人の息子達と牧場生活をしているとありました。幸せいっぱいみたいね！

ダイアナ・パーマー作品の原形といったような内容でした。頑ななヒーローと純真なヒロイン。そして、二人を引き裂こうとするヒロインのライバルの嘘。30年以上前の作品とは思えないほど、This is a ダイアナ色満載でした（色あせてないよ！）。でも、難をいえば……ヒロインがねぇ〜若いというだけで、魅力的に見えない。歌手としての才能云々と書いてありますが、結局事故や病気で中途半端に活動を停止してしまうし〜　個人的には純真だけでなく、もっと芯のあるヒロインが好きなので、少しもの足りなかったです（ウブだけどしっかり者のヒロインという設定を読んでしまうと、余計にそう思えてしまいます）。