レビュー一覧

ものすごく好みでした。エロはほとんどありません。どっちかが女みたいだったり、アンアンいって終わりだったりしないので、男と男の関係が読みたい方向けです。お互いが、お互いにとってかけがえのない存在だと感じられて、とても楽しく読ませていただきました。

SP, SIT, SATと男の特殊な世界はかわい有美子さんのお得意分野ですね。大好きな「甘い水」をはじめとする平河寮シリーズもそうですが、受けの男性が美人だけれど決して女性的でないのが魅力的です。日頃から厳しい鍛錬にいそしみ、非常時には己の命さえかける熱い男たちがカッコイイ！主人公の二人だけでなく、脇役の面々も生き生きと魅力的でした。

男の色気ムンムンの最高にカッコいい二人でした〜。個人的に仕事がデキてプライドの高い美人受けが好きなので、その点でも好みなお話でした。攻め受け双方の視点で話が進むので感情移入しやすく、お互いがお互いをこいつにだけが敵わないと認めていることが読み取れて、いい関係だなあと思いながら読み進めました。あとがきによるとなんちゃってSATらしいですが、すごくリアルで細部まで作りこんであるのでお仕事シーンも楽しめます。ラブも仕事も男のプライドも堪能できるお話で大満足でした。

このカップリングは、ドンピシャで私の好みでした！受けがナヨナヨして弱々しいのはあまり好みではないので、良かったです。そして、この２人は２人とも魅力的で、こんないい男が男どうしでくっついたらもったいない、女性に回してください~（涙）と言いたくなる位かっこよかったです。くっつく過程がちょっと、自分的には強引かな？とは思いますが、それを差し引いてもSP、SAT、SITシリーズの中でも一番好きな作品です。かわい先生の作品はどれもそうですが、かなり世界に引き込まれる緻密なストーリー展開で、BLというジャンルを越えて、ひとつの刑事物の読み物として純粋に面白いです。もちろん、BLとしても、群を抜いて面白いです。

攻め×攻め、好きです。その上で、このお話で受けになったほうの色っぽさはとっても良かったです。事件の絡んだＢＬが読みたくてコチラを読んだのですが、事件のほうは捻られた感じはなく、事件のほうも もっとハラハラでも良かったな〜といった感じです。恋愛要素だらけのお話も大好きなのですが、今回は事件のハラハラ感を期待して読んでしまったので、星４にしました。

墨雪2を読み終え、最初から平河寮シリーズを読もうと思ってこの作品を久しぶりに。平河寮シリーズじゃ無いことに今回初めて気付きました。（SATとSITの違いを理解してなかったことに、汗。）私の中では一連の作品と認識してました。先生すみません。平河寮シリーズも良いのですが、こちらのSATチームもなかなか。犬伏と橋埜の攻め×攻めカプ、受けの橋埜が犬伏に対して超ツンデレで良いんですよ。そしてカッコいい。受けなんだけどナヨっとしてない男前なんです。で、他の巻でくっつく飯田高梁とか...皆それぞれ命を張って仕事してるからカッコいい。そんな中でのあれやこれや。平河寮シリーズも好きですが、こっちのシリーズも外せない！

背景がきちんと調べられて書いてあるのが、好きです。話や気持ちの葛藤、まわりの人の思いやりなど、奥行きがあって、いつも満足感があります。「蒼空の絆」を、ときどき思い出しました。

かわい先生とはこの作品で、出会いましたが…それ以来、ずっと追いかけています！！とくにこのシリーズは、受けも攻めも魅力的な大人が出てくるので大好きです！

すごく良かったです！！攻も受もかっこいいです！最初はどうなんだろう。。と思っていましたが、危険と隣り合わせで戦う男たちの愛情には何事もかないません。この作家さんの他のお話も読んでみようと思います！

良いです。男臭い世界にときめきます。内容は、みなさん書かれているとおりです。そして、ものすごく個人的な感想ですが「先輩の真田さん」で某宇宙戦艦ものを連想して読んでいたら、あとがきで答え合わせがあったという喜びも星の数にプラスされてます。