レビュー一覧

1巻無料をきっかけに読みました。表紙から想像したよりも中の絵は綺麗で、話のつくりもしっかりしていたため48時間レンタルで一気読みしてしまいました(*^^*)内容のジャンルはファンタジー、少しうるっとするシーンもあります。悪役すら最終的に嫌いになりきれない、謎を残さないですっきり読み終われるラストでした！

とても楽しかった。秋乃さんの作品は短編連作系が多いですが、この作品はまるっと１つのお話です。ちゃんと円満に完結しているので、安心できます。

不思議な楽器をめぐるファンタジーです。陰惨なところもあるのですが、絵が綺麗でさらっと読めました。

一巻までの伏線とは別方向？に話が進んで驚きました。作者さんが描きたかったのが主人公設定…と知って納得。でも面白かったです。

途中までよかったのに最後あっさり。侵略者が捨てセリフで帰っていく！？楽器も天に還る！？いやいや最後は13楽器揃わなきゃ！！

途中まではかなりワクワクしながら読んでいましたが、最終回で「う〜ん」となりました。確かにうまくまとまっていますが、あまりにもあっさりしすぎていて読後感がイマイチでした。悪くはないんです。あのオチのつけ方に文句はありません（あるとしたら、楽器たちがあっさり天に召されたことですかね…。え、国の宝じゃなかったの？今までの存在感は何？みんななんでそんなに平然としてるの？って思いました）ただ、フルコース食べて満足していたのに最後のデザートが安物のラクトアイスだった、みたいなガッカリ感を私は感じました。ラクトアイスが悪いってわけじゃないけど、そこはフルコースに合わせたものを食べたかった。みたいな？

1巻のみ読了。謀反で転覆した国お抱えの楽師たちが、王妃から生きたからくり人形を託され後宮から逃げて…てな所から始まる物語。絵は少し苦手でしたが、アラビアン風味の衣装や魂の宿った楽器たち…等々好みの設定でついつい読んでしまいました。国家転覆の原因になった占い師と生き残った皇子、気難しい楽器の精が選んだ奏者(カラクリ人形)、12しかない筈の楽器と楽師の13番目、そしてカラクリ人形の正体…ナドナド、1巻終了時点で伏線がいっぱいあり過ぎ☆続きが気になるので、そのうち全巻読みたいです。

表紙だけで興味を持てなかったのですが、中は絵が綺麗だしストーリーも面白くて、勿体ないです。人形かと思ったら人間、あんな状態でご飯は食べていたのかな。どうして縛られていたんだろう、と不思議でした。

この作者らしい安定した絵柄、ミステリアスなキャラと筋立て、深刻になり過ぎない展開が好きです。「ペットショップオブホラーズ」が好きな人なら、楽しめると思います。

華やかで切なく美しく悲しく幻想的と言う言葉が全部当て嵌まる感じのお話。