レビュー一覧

面白かった！！というか凄かった！やばいこれホントですよ。全部繋がってます…読み終わってからすぐもう一回読もうって思った作品です。物語の順番とかも読み終わってから反芻してしまう。読んでて完全にこの世界観の中にトリップしてました。とにかく読んで下さい。

いつものギャグでタフでドライなSHOOWA先生じゃなさそうだな～う～んえーファンタジーかよーなんておもってたのですが、読んでびっくり新境地でした。BL的に言えばこれはかなりの怪作だと思います。単なるケモミミ萌え作品でもなく、BL描写も少ないけど、すごく抉りこんでくるお話しです。我々の誰もが忘れがちな、人間も動物の一種類に過ぎない、ということ、命の摂理とか、争いや憎しみというものについてとか、そしてやっぱり愛とか、すごく大切なことを考えさせてくれるお話しです。構成も変わっているというか時系列が少しひねってあってそれもいい味を出しておられるなーと思いました。何度読んでもウルフの無償の愛に涙してしまいます。BLは数々読んできましたが先生は天才だと改めて思いました。

超面白かった！相変わらずSHOOWAワールド全開です！もはやBLの枠ではない！　雄、雌、男、女、人間、うさぎ、かえる、豚、etc、、、生命という軸以外に種類・性別に隔てるものはありません。実際、単に男だったというだけで、性別もあってないようなもんです。たまたま男だった。たまたま人間の形だった。といった具合。BL感はあんまりありません。この感性にハマる人には本当にお勧めです！でも、人と人とのラブ（BL）が読みたい。という方にはお勧めしません。私はこれ読んでSHOOWAさん、さらに好きになりました～♪

すっっ…ごい感動しました。残酷なのに、なんて慈愛に溢れたお話なのかな。何だか大人の絵本を読んでいる気持ちになりました。「日向性のとびら」でも思いましたが、shoowaさんのシリアス作品って1度読んだだけでは理解できないというか。すべて理解したうえで、もう1度読んだ時のあの押し寄せてくるような感動の波！心震えました。

ウルフのお話がせつなくて泣けます。かえるさんもかわいい。どの話も胸にきゅんときました。とっても好きな一冊です。出てくるキャラの名前には笑ったけど。SHOOWAさんのせつなめのお話が大好きです!すごくおすすめです!!

高レビュー&表紙のイラストに惹かれて購入しましたが、正直期待外れでした。ファンタジー要素が強いシリアスな作品かと思いきや、中途半端なギャグやエロが入り、いまいち感情移入出来ません。そして登場人物が多いので、軸になる人物が霞んでしまい、ストーリーの山場も盛り上がりに欠けました。話をリンクさせるのも良いですが、ちょっとゴチャゴチャして読みにくいというか･･･辛口ですみません。狼の話が印象的だったので☆２で。

うっ！…良かったです。けっこう血しぶきながらも、ふぁっとした高揚感があり、いい作品読んじゃった~て思えましたよ!!書店で見たとき、もう少しで買いそうになったんですけど、最近の電子書籍化はやっ!蔵書増やしたくない派としては、ほんとこんなに早く読めて嬉しい限りです♪

今までのこの作家さんのギャグ作品を期待すると全く違うテイスト。ＢＬ作家にとどまらないストーリーテラーとしての感性の豊かさを感じさせます。赤い肉を食うと呪われる平和な森。そこに集まる様々な生き物のいろんな愛の形です。可愛いお話なのかと思ったら切ない・・・。Ｈもないわけではありませんが、そういうお話ではないですね・・。私はココが切ない・・・。ココを残していったウルフも切なかったです・・・・。

感動しました。BLっぽくは無いんですけど凄く良かったです。野生の生き物たちの美しさと悲しさをうまく表現していると思います。

教科書にも載せられそうなほど、「命」を考えさせられました。エッチシーンがほぼ(完全に？)ないので余計に。ファンタジーな世界観を描くコマが多い分、人物の気持ちを描くコマが少ないため、残念ながら泣けるほどキャラに感情移入できませんでした。(私の読解力がないだけかも…？) 誰か殺されてお涙ちょうだいなドラマが好きな人なら泣けるかもしれません。読み返してみると、最初は何も感じなかったキャラの些細な部分に意味があったと分かり、種明かしを見たような気分になりましたが、時系列に並べ替えれば驚くような事ではなく、レビューに期待させられたような「何度も読み返す」とまではいけませんでした。酷評しましたが、作家さんの他タイトルたちを何度も読み返すほど大好きなので、好みが別れるタイプのお話なんだと思います。