レビュー一覧

かわいい・かっこいい、双方バランスよく楽しめます。こんな吸血鬼ならぜひ拝みたいもんだわーと思いました。…が、盛り上がりや見せ場に欠けたままエンディングまでサラーッと流れてしまい、「あれ？」という肩すかしな読後感。あっさり現代ファンタジーが読みたい人はいいですが、ガッツリ読み応えが欲しい人には向かない気がしました。それと描写力・表現力がやや稚拙。

こういう変わったタイプの吸血鬼ものは珍しいけど面白かったです。特にユアンのキャラがいいですわ〜。クールなユアンが受けの弘斗の前だけでは調子がトチ狂ってる様子が笑えます。対して弘斗の方はおバカとまではいかないけど要領悪いというか世間知らずというか・・結局ユアンがひとり心の中でブツブツ文句言いながら弘斗の尻ぬぐいをすべてやってあげてるとこもやっぱ笑える。ユアンいい加減素直になっちゃえよーって感じです。ユアンがまた往生際悪く弘斗に惚れてるとこを絶対認めようとしないとこがやっぱイイ。明るい（？）吸血鬼モノでオススメです。

完全無血な俺様バンパイヤのユアンが、いい味を出してました！気になってしょうがないくせになかなか認めず、高飛車な態度を取りながらも結局助けたり、可愛くてたまらないと思いながらも口では全然違うことを言ったり。全身真っ黒、女優顔負けの日焼け対策で出かけるところなんて、ついつい笑ってしまいました。とても楽しく読める作品です。

前作のほうが良かったですが、軽く読めて良かったです。

普通に読めました。読み返すことはないと思います。

平凡な外見の世間知らずな子に俺様ホストの吸血鬼がハマっていく様子が面白かったです。認めたくないのに気になって仕方ないしお世話しちゃうしでようはほっとけないぐらい好きなのにね。続編もあるようなので読みたいと思います。

享楽的に生きる吸血鬼のユアンが天真爛漫で太陽のような弘斗と出会い、弘斗のエナジーの素晴らしさに男はゴメンのポリシーが崩れていく過程がジワジワきました。家出人捜索はユアンの能力であっさり解決しますが、二人の出会いの切っ掛けとしては面白い設定です。ただ、叔父のお世話になる前の従姉妹とのトラブルが必要とは思えず、そこが消化不良な感じです。

初めて読ませて頂く作家さんです。バンパイア物としては王道で初心者向きの内容です。所々、今風な？ティーン向き？な文面に変わるのがこの作家さんの手法なのかな？と思いましたが読みづらさはなくスラスラと読めました。