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もっとヒロイン祖母の回顧録がテーマかと思いきや、あっさりしていて可もなく不可な無難なストーリーでした。結婚したいがため、どんなに愛していても独身主義のヒーローより婚約者を選ぶヒロインがリアルにいそうな嫌な女。ヒーローを選ばないことになんだかんだ言い訳していますが、結局はそこに落ち着きます。同じ作家さんの「ヴィーナスの瞳」が同じようなストーリー展開で、ヒーローへの愛より自分のこだわりを突き通す斜め上のプライドのヒロインのキャラクターがそっくりです。理由は正反対ですが、どちらもヒーローを拒絶しておきながら、親しい女性や悪意ある嘘に嫉妬して怒りまくる自分勝手女。追いかけてくること前提で姿を消し、ヒーローから連絡がないと逆ギレ。ヒーローが懐の広さで妥協して、ものすごい執着心で追いかけてこないと終わり、って上から目線の面倒くさいヒロインです。