レビュー一覧

六青さん作家買いです泣きましたシノが悲しくて寂しそうでもう、もう！六青さんのモフモフシリーズも読みたいです

良かったーー！面白かった。この時代だったら、呪詛とかあり得そうで違和感もなかった。顔と身体のあちこちに醜い痣をもつがゆえ、身を隠すように人が立ち入らないような山奥でひっそり暮らすシノと、戦で傷つき山に入り込んで倒れていたところをシノに助けられた貴哉。気位が高く命の恩人に化け物と罵った貴哉にイラっとしたけれど、心の美しいシノを理解し愛するようになり、驕っていた自身を省みるまでになったのが良かった。心情が凄く伝わるお話で、思わず引き込まれ、いい作品が読めたのが嬉しいです。設定の上には、改めて人物の人となりとか心情とか葛藤とか内面をしっかり描いてほしいですね、やっぱり。そういう意味でとても満足です！

絵柄は正直あまり好みではなかったのですが、レビューが良かったので購入しました。もうほんとに、途中シノがっ…！救いがあるのかって展開で(よくある結局すぐ来たよ的な展開にならず)、苦しくて泣きました！男同士じゃなくてもおかしくないストーリーになってますが、それがまた良いです！星満点にしたいお話でしたが、１つだけマイナス要素が…。異常にふりがな(読み方)があること。難しい読み方なら分かりますが、簡単な漢字にまで…、前半読む気が失せてしまうくらいでした。一字漢字が出るたびにふりがな挟むつもりじゃなかろうか、ってくらいふりがな付きです。しかも、簡単(かんたん)のようなふりかただったらまだマシでしたが、簡(かん)単(たん)といった感じに、一字ずつ。飛ばして読みました…そこだけはとても残念だったので星１つマイナスですが、話自体の上手さ、シノの可愛さは星満点以上でした！

作者のデビュー作だけあって 登場人物の心情も作品の流れも丁寧に仕上げられていて 作者が大切に作ったのだろうなと伺えました。紫乃の強さ 可憐さ たかちかの人間臭さ お互いの嫉妬 よく表しています。この作者の本は４作目ですが今のところ一番好きです。

作家買い！お得意の泣けるファンタジーです。生まれつき恐ろしいあざをもち、人里では暮らしていけないと祖父と飼い犬とともに山奥で暮らしてきた少年が、戦で負けて深手を負った侍を拾い看病するうちに恋が芽生えて・・・・・。天涯孤独の受けの孤独が、相手を求める気持ちが泣かせます。ただ、これは恋愛ものなのかな・・・・、という視点で読むとどうしても（Hシーンは適度にありますが・・・）、物足りないので★マイナスで。

すごく良かったです！何度も読み直すと思います。いつの間にか涙してました。ずーっと辛い思いをしたシノが最後幸せになれて嬉しかったです。

読後感が良いです！途中どうなるのかハラハラしましたが二人が幸せになれて本当に良かった！他の作品も読もうと思いました。

あまりにも不憫すぎて最後にはイライラしてしまいました(笑) 不憫、健気なだけではない何か人と接してこなかったがゆえのわがままさとか理解力が足りない気がして。

『騎士と誓いの花』があまりに好みだったので作家さん買いですが、これがデビュー作なんですね、すごく納得です。不憫な健気受けの原点という感じがします。シノの健気さは本当に可愛らしかったし、貴哉の傷つけるような言葉にも耐える姿は本当にいじらしかったです。ただ、結ばれてからが少し、シノが子供っぽいわがままという印象が出てしまって、個人的には好みから外れていきました。勿論、御山を降りてほしくないシノの気持ちはすごくよくわかるし、まだ子供だし、当たり前なんですけど…里に住んでからも、外に出ようとしたり。これも気持ちはよくわかるんですけど、貴哉のこともっと信用できないのかなと思うと、頑張っている貴哉がちょっと可哀想で。最終的には、なるほどーと納得のいくラストでよかったと思います。

この作家さんの作品、他のも読んでますがこれがデビュー作なんですね。今のところ一番好きです。