レビュー一覧

お話としてはアリガチの、そのストーリーなのに、結局は優しい気持ちになっていたお話です(*^◯^*)ツッコミ処がないワケではないのですが、いつの間にか夢中になって、気が付けば読破していました(⌒-⌒; )ヒーローの犬とヒロインの猫が良い味を出していました(*^_^*)ヒロインの従兄弟と親友のことも描いているので、もしお話があるのならば、読みたいと思います(*^◯^*)

ヒロイン24才、ヒーロー40才のお話。紹介文ではヒーローが軽薄そうだったので、これは泣かずに読破できそうだと思って気楽に手にした本だったのにだめだった。泣けた。何度も涙が止まらない。この作者さんはいつも書き方がうまい。パターン化されてても読者を飽きさせません。もちろん泣けるだけでなく笑いも入っていて読むのが楽しい。ここからネタばれですが、ヒロインは結婚式3日前に飛行機事故で婚約者を亡くしています。本当は自分も乗るはずだった飛行機で。そしてヒーローも同じく飛行機事故で妻と5才の息子を亡くしています。しかも自分が操縦した飛行機で。息子が息を引き取るまでの3時間、自分は足が折れていてただ見ているしかできなかったヒーロー。そんな2人が出会います。途中ヒロイン従兄弟が出てきてごたごたするのもまた面白くて2人の会話が小気味いい。ヒロイン友人もいい味出してる。わんこと猫のキャベツもかわいい。ヒーローが嫉妬に怒り狂ったところも、いちいち言い訳をしないヒロインも良かった。ヒロインとてもいい子です。とてもおすすめの１冊です。

ストーリーは全然違うんだけどダイアナパーマーの「さよなら、初恋」のヒーローとヒロインの関係になんとなく似ている気がしました（悪い意味では無く）家族の死、お金目当ての女性などに疲れきっていたヒーローと婚約者を亡くしたヒロインの出会いはお互いいい印象ではなかったもののお金は関係なくヒーローを慕っていく純真無垢なヒロインに惹かれていくヒーロー、ゆっくり距離を近付けてあと少しのところで離れてしまうんですけどその後散々ヒロインを傷付けるけれど誤解がとけてからヒロインがヒーローに放った言葉がスカッとしました！マイナス1にしたのは最後もう少し先を読みたかったからです。

年の差がある二人のお話。ヒーローは横暴だし、ヒロインはしょっちゅう涙ぐむ。でも、二人とも愛を拒絶したくなるような悲しい過去を持っていて、それが二人の出会いによって少しずつ癒えていく様子はいいなぁと思いました。