レビュー一覧

兄弟の禁忌、父子の禁忌、哀しい執着心が愛なのか？倒錯的な世界観を上手く書いてると思いました。

義父からの悪戯、実弟からの執着…、母親似の美貌を受け継いだ受は正常な神経の持ち主故に、自分が置かれた状況に対する心の葛藤が凄いです。周りには自分の味方は一人も居ないので、尚更籠の鳥状態です。全ての真実に辿り着いた時唖然としますが、結局弟を捨てる事が出来ず戻ります。この家族は美しいものに狂ってしまう血の運命を持っているのかも…。ちょっとダーク入っていますが、最後は納得のハピエンでした。

実の兄弟の禁断愛。攻めの弟の執着は凄くて、受けの兄は初めは禁忌に抗い逃げようとしますが、結局弟の所へ戻り一緒に生きていくことになります。ハッピーエンドになってからは兄の執着も実は凄いのかなと思いました。

禁断の兄弟愛に突き進んで行く2人。葛藤もありますが、最終的には結ばれて幸せなので良かったです。どちらもが執着している話でした。

攻めの弟と受けの兄、それぞれの葛藤がちゃんと書かれています。攻めが病的と言うと大袈裟かもしれませんが結構な執着を持ってます。言葉攻めも多く粘着系でＨシーンは濃いです。父親には絵のため芸術のための素材にされていたという感じで、体を繋げるのは弟が初めてです。ちなみに飛沢杏という作家の「官能の秘めごと」という作品にとても似てると感じました。オマージュなのかしら、、、

題名の通りのお話でした。執着系とちょい病みが私の嗜好にハマりました。

最後まで楽しく読み終わりました。まさか義兄弟どころか、本当の兄弟だったなんて！あまり近親間のお話は好きではないんですが、さすがの藤森作品で最後まで読み切りました。

まさしく禁断ですね。兄弟ものですが、父との関係もありますので地雷の人は気を付けて下さい。

初の作家様でした。兄弟モノ大好物です(*^^*)子供のころ受けは義父に母の代わりに最後までしてないけど陵辱され心に傷を負っていたけど、父の葬儀の後弟からの告白と犯されてしまい・・・というお話です。最後はハピエンで良かったです。

兄弟ものは好きなのですが、本作はそれほどハマりませんでした。受けが去った後の攻めがあからさまな構ってちゃんな上に、永遠に縁を切るんだったら生きてても死んでても同じでは？と思ってしまった挙句、気付いたら丸く収まっていて何やら納得いかないまま大団円に。とはいえ、執着年下攻めは大変美味しかったです。