レビュー一覧

今、読み終わりました、これ好き！　侯爵？紳士30過ぎ超美しいやさしい攻め（素敵すぎ！）×日本人うぶうぶ誠実生真面目大学院生ノンケだった受け　です。　優しいの、攻めがー。ラブラブの優しい　ではなくて、紳士なやさしさ。本当にうっとりします。　それから生真面目受けが、あまりの事態にびっくりして半狂乱になってしまうところも、すごく感情移入できて、よかったー。ほんと、きゅうん　って胸が痛くなるー。 アラブの媚薬とか人身売買とか内戦とかなく、穏やかですが、よかった！９チケ全然惜しくないです！スリリングなのがいい　とか　ラブラブがいい　などの方にはきっと物足りないでしょう。　それだけはご注意を。

年上の公爵と真面目でうぶな大学院生。心の奥で静かに育つ思い。ストーリーはとても良かったのですが、やるせない展開になると表現がしつこくなる‥。せっかくグッと感情が入りそうになると、受けの苦しくて切ない気持ちが何度も繰り返しくどくどと綴られて。辛い感情を伝えたいのは解るけどかえってげんなりしてしまうのです。文章自体は読み易く物語は面白かったので、酷評するのは躊躇われるのですが、無駄にしつこく表現する部分さえ無ければとても良かったと思うのです。

とても24歳とは思えない純真無垢な学者馬鹿の大学院生と、それを支援する名門貴族出の超絶美形の侯爵、いい友人を装い主人公を失脚させようとする留学先の大学院生…これ以上ないくらいの昼ドラハーレクインという内容です。主人公の思考回路が意味不明というか、自分の気持ちに無自覚で、物語の中盤まで攻めのことを死ぬほど恨んでます。その恨む感情がもうしつこく書かれすぎて、ページ数の3分の2くらいまで男同士を否定し続けるので、攻めを好きだと言い出したのが物凄く不自然に思えました。研究に対して熱心な所以外、まったく人間的魅力のない主人公で、読んでてこんなに苦痛なのは久しぶりでした。萌えよりストーリー重視なので無理でした…

いつくかこの作者さんのお話を読みましたが、これが一番かと！特に主人公のいじらしさ、奥ゆかしさが…たまりません。お話も全体を通して良かったです！

他の方のレビューでは、賛否両論色々あったので、迷いましたが読んで正解でした！中盤までは平和そのもののオトモダチ状態で、失敗したかと思ったのですが、後半がイキナリ襲われ受け展開になり、そこから受けが追い詰められて、心身ともに壊れそうになるという。不憫受け大好物なので、読みながら快哉を叫びました（笑）受けが男色嫌悪から急に攻めを好きなる…風に見えますが、無自覚のまま受けもずっと攻めに惹かれていて、壊れそうになった時に、自分の真実に気付く、という展開と読めました。表現がしつこいという評価もありましたが、壊れかけた精神性がよく表されていて、私は好きでした。ノンケが男に抱かれる自分を認められないくだりは、かえって説得力がありました。そして悪役の友人ですが、主人公カップルがモダモダとグダグダになっている様子を、メチャクチャ正確に分析して、的確な立ち回りをしています。大学院生、無駄に頭いいね！（笑）楽しめました〜

切ないし、美しい。泣きました。

素敵な2人を邪魔する友人が酷すぎますが、ある意味友人が傲慢野郎なおかげで受けは男同士でも愛があると気付くわけですから、存在はしょうがないのですかね。全体の流れる空気が好きでした。

いとう先生は何をよんでも絶対外れが無いというのが凄いですね。洋物は避けていますがやっぱり面白かった。

正直、タイトルが気に入ったので購入しました。　この作家様はエロ多めで有名だと思っているのですが、これは他の作品よりもエロスとストーリーのバランスが取れた作品だと思います。

純で切なくて優しいシーンもたくさんだったのですが、どうしても辛いシーンが印象的で、この星の数となりました。幸せになってほしいです。