レビュー一覧

グロテスクな描写が苦手な方にはオススメしませんが、纏足の施し方や閨房での楽しみ方などに興味のある方、ホラー短編が読みたい方にはイチオシです。

とても興味深く一気に読みました。纏足はどうやって作られるのかその過程が恐ろしくも読み進めずにはいられませんでした。ホラー要素も多分にありますが、人の狂気を覗くようでぞくぞくしました。その時代には美、正義だったことが、時代がずれると狂気が見えてくる、戦争もそうだと私は思います。過去の狂気を知れば、現代のおかしなところも冷静に判断できるかも・過去の歴史を知るのは面白いですね。

気分が悪くなりました。人間って恐ろしい。。。

纏足が残酷なのは、山田風太郎著『妖異金瓶梅』を読んだ際に初めて知りました。しかし、ここまでとは…予想をはるかに上回る文化ですね。この作品を通して、纏足の作り方・形・その意義などに少し詳しくなれました。その上、この文化を愛好・崇拝していたことが事実だというのですから、驚きを禁じえません。『三寸金連』では、纏足に関する短編が5話収録されています。どの話をとって見ても同じような展開の話が無く、悲しく残酷、そして秀逸な出来になっています。絵もきれいで読みやすいです。1話だけ、最後に纏足に関係ない短編が収録されています。その話も面白かったです。

纏足と纏足フェチにまつわるエピソードばかり。勿論、グロいシーンもありますが、作者さんの拘りが見えて面白かったです。オカルト的で怖いというより、人間のエゴと身勝手さ、昔の中国の女性は男尊女卑の犠牲者で、それはそれは大変だったのだなあと、そんな怖さがあります。

中国の纏足（てんそく）にまつわる話が４つ、どれもどんどん読めてしまうストーリーです。ちょっとこわいですが・・・。小さな足は、ある人々にとってはとてつもなく魅力的なものなのですね。艶っぽいシーンもいくつかあります。

纏足の興味がありレンタルしました。纏足作り方を文章で読んだことがありましたらが絵にしたらグロいです。足が引き締まってきれいなるなど補足がありましたが私には纏足がきれいとは思えませんでした。何千年にも渡りいろんな王朝に引き継がれた美人の条件を否定するもなんですが・・。それが正直な感想です。多少のグロさと纏足物が大丈夫ならおすすめてす。グロさが苦手は私は無期限にはできませんでした。

面白い話とそうでない話がありますが、１チケットで読むには充分だと思います。

面白かった。そんなにグロくはないです。絵も綺麗だし、何よりストーリーに引き込まれました。お勧めします。

纏足に纏わる話がオムニバスで入ってました。サンプルは一話目で舞台が現代日本の物ですが、他は過去(纏足があった時代)や現代の中国が舞台になってます。纏足を施す描写が痛々しく、虐げ描写は中国の悪女等思い出す感じなのでまさに中華ホラーって感じです。この作品のがえげつないですが、金瓶梅や藤田あつ子さんの中華ホラーがお好きな方も楽しめそうです。最後にあった読み切り短編はオチが予想外で面白かったです。