レビュー一覧

切ない、でも甘い！！超〜〜〜〜、好み。私的には特大場外ホームランでした。表題作は極道ものです。極道だいっすきなんですが、これは、なんちゃって極道ではありません。１００ページちょっとまでがこの極道カップルのお話で、ハードボイルドなかんじ。ヤクザさんたちは色気たっぷりで、堪能させていただきました。かなり痛い場面も出てきますが、サンプルの時点で駄目だと、あれよりきつめなのが結構長く続きますので苦手な方はご注意ください。次の短編「トカゲと蝶番」は、幼なじみとのアレコレがきっかけでＥＤになっちゃう受けと、幼なじみの攻めとの再会もの。うってかわってコミカルな短編なんですが切なさもうまく同居していて、これがまたホント良かったです。最後のは、大学で同じゼミだった男との再会ものでした。どの作品も、ちょっと病んでたり健全だったり攻めだったり受けだったり色々なパターンがあるものの執着しちゃってますよ〜。執着溺愛、大好物です。また、最後のお話以外どれも描き下ろしがあったのも楽しさ倍増でした。あと、あとがきに噴き出しました。パンチパーマ×パンチパーマ萌え？？？私はまだまだ修行が足りないみたいです。

サンプルで暴力的なシーンが多かったらイヤだなと迷ったのですが、絵が気になったので購入しました。拷問は初めのシーンだけです。ストーリーはドキドキして読みましたが、極道にしては軟らかくて韮澤の一途さに加賦が答えるまでのストーリーです。加賦の心境が主に描かれているように思えます。結局ラブラブですよ。エロも多くて男の色気が良かったです。あと2作品あります。

んーこれはちょっと苦手なパターンかも・・・まず、極道でハードな世界の男達をイメージしてたため、受の女っぽさがダメでした。これは恐らく作風なのでしょうね。他の話も全てがそんな感じで好きなタイプの話が1つもなく残念でした。サンプルが中々ヘビーな感じだったので余計に想像が膨らんでしまったのかもしれません。攻も同じく、ビジュアル的にはハードボイルドで良かったんですが、やや弱いというかクールさに欠けるというか。ヤクザものにハードさを求める人には向きませんが、甘い話が好きで、その舞台の1つとして極道の世界もアリという人には面白いと思います。

面白かったです(笑)絵がきれいでエロも綺麗でしたし、シリアスとギャグのバランスがとても良かったです(*^^*)そして読んだあと幸せになれる一冊だと思いますv

極道ものはテンプレに嵌った作品が多い中、例に漏れないといえばそうなのですが、さすが実力のある作家さん。１作めは完全読み切りのつもりでお描きになったということもあり、完成度がとても高いです。ラスト３ページが余韻を残す終わり方で本当に巧い。この３ページだけで星５つつけたくなりました。後半の２つの読み切りは幼なじみものとサラリーマンものですがどちらも昇華があって読後感がいいです。安定したストーリーと作画を好まれる方におすすめの一冊です。

絵が綺麗だし、エロも濃厚で丁寧でいいと思います。しっかりストーリーもあるし。面白かったです。購入するか迷いましたが、レビューも高めだったので、決心しました。メインカップルが極道だから、あんまりラブラブしないところが不器用だなー攻と思います（笑）幼馴染のカップルも短編だったので、もっと長く読みたかったな。48時間あったらもっといいと思います♪

残念ながら私には合いませんでした。攻めへの強い思いゆえに受けが女々しいのは仕方ないとはいえ、結局攻めまでドロドロに。極道ですよね。せめて攻めくらいは最後までビシッとしてほしかった。感情ぐちゃぐちゃの総崩れって感じで私には駄目でした。

同作家の「媚の椅子」に収録されている表題作の続きものです。がっつりヤクザのお話ですが、前作のようなSM的な受けの身体を痛めつける話は入っておりませんので安心して下さい。それよりも今回は精神的に受けを痛めつけるというか、攻めの立場のために敵対している組（同じ組内ですが）に受けを渡す攻めも攻めですが、それを受け入れて尽くす受けも私にはヘビーな愛情表現すぎてううう・・・となりました。まあ、結局は丸く収まったんですが、拒食症になった受けの肋骨出ている描写がもうなんというかこういう恋愛しか出来ないCPは読んでて痛々しいです。私はBL読んで幸せになったり切なく涙したりキュンキュン萌えたりしたいタイプなので、読んでて痛々しくなる作品はちょっと無理でした。エロは相変わらずの池さん節のがっつりモロ系で魅せてくれます。★5つと★4つで迷いましたが、痛々しいCPは私はどうしても好きにはなれないので★4つにしました。本来なら★4.5つくらいなんですが、半分の評価がないので辛めの評価で★4つで。

レビューを書いていなかったのに気が付きました…。この作品が気に入ったら是非次のステージ（？）「媚の凶刃」へお進み下さい！痛い目にあわされながらも，加賦に絶対的な愛情を寄せる韮澤がだんだんと報われていく甘々レベルに到達しますので…！狂信的であろうと依存であろうといいんです！池玲文さんの作品の中で一番最強で強く結びついたタフなカップルです。そして（残念ながらRenta!さんではレンタル終了となりましたが）「媚の凶刃〜X side~」では更にイチャコラしてる二人が見れますのでお勧めです。（こちらは18禁なのでご注意）

極道ものは初めてだったのですがとても楽しめました。お話のアンダーグラウンドな感じに反して読み終わったあとに 甘くてかわいい作品だったな という気持ちになるのは受けの韮沢の一途さ故でしょうか。従順なワンコ受けかわいいです。そしてそんな韮沢が懸命に慕っている攻め、加賦さんがまたかっこいい！とても魅力的で、韮沢の命をかけてでも加賦に尽くしたいという気持ちに疑問を持つことなく物語を追えました。なんとなく極道ものは趣味じゃないと思って今までこの作品を避けていたことを後悔しています。悶えるほど萌えました。