レビュー一覧

設定は少女漫画なのですが、きちんと内面を描けているので、大人が読んでも大丈夫。高校生のやりとりがバカバカし過ぎて白けるということはありません。言葉にこだわる若者たちは良いですね。素敵に育ってね、と思えます。

表題作は、今どき文通、しかも添削付きの返信とか、アナクロ過ぎると思っていたのですが、結末でドカンと心を撃ち抜かれました。残りの短編は設定を作り込み過ぎて、ストーリーの流れについていけないという皮肉な結果に。表題作だけなら星5つを付けたいところ。総合では星1つマイナスが妥当かと。

夫からしたら妻、子供からしたら母が、亡くなり,暗く寂しくすれ違いがちな家になってしまっていた所へ、その(元)妻が全く別の家庭に生まれ変わり小学生になって元の家に戻って来る話。

昔読んだ短編が読みたくて購入しました。当時とは違って今読むと味わい深かったです。

書道部なのに字が下手くそ過ぎてドン引きでした。因みに私は書道八段です。

全体的に面白かったのですが、その先を見せなくて想像でというのも久しぶりでした。最後の話主人公とうまくいくのかと思ったら、違う方向に行きましたが、なかなかそれも面白かったのです。

昔単行本で持っていて、懐かしくて購入。登場人物の心の動きを丁寧に描く作者さんです。絵は人によって評価が分かれるかもしれませんが、私は好きです。

文字にまつわるオムニバス4編。添削文通、交換日記、演劇の脚本、詩と色々な文字のツールを使って、心の機微を表現しています。特に1話目の作品が、話の完成度か高くて気に入ってます。

ことのはのオムニバス。最後はお笑いかと思ったけど、最初の方は水泳のとか書道のか演劇のはときめいた。もう少しづつページあったら良かったなぁ〜

ともかく、表題作が良い。赤ペン先生なのに恋文に・・・しかも笑えるし。あぁいい話だなって素直に思える作品