レビュー一覧

読み始めは、清潔とは間逆の寮にドン引いたのに、読み終えた後は、モデルになった本物の吉田寮が末長く守られますように、と願っていました。濃厚な知性に燻されてきたかのような、歴史を感じさせる寮内外の描写にジーンとしました。平河寮シリーズとも、空色スピカシリーズとも、全く違うタイプの寮住み男子を堪能させて頂きました。

微妙・・・でした。「空色スピカ」シリーズ大好きだったので、作家買いでしたが、二人の恋に全く萌えませんでした。顔がとてもきれいな受けに、それ以外の恋する要素が見出しずらかったことに加えて、彼らを取り巻く同じ寮生たちも癖が強すぎて1巻ではきちんとくっつかない二人の恋模様に長いなまだ続くのか・・・と感じてしまいました。

杜司の浮世離れしたキャラに好みが分かれるかなあと思いました。織田はザ・ワンコな好感度高い青年でした。厄介な先輩たちがいい味出してました。