レビュー一覧

相手に告白するまでに90pぐらいかかります。盛り上がりのないのはきついし、長い。その間飲み屋に行ったり普通のシーンが続きます。告白も便乗したような告白だし、3年かかっているわりには男らしくないです。何度読み返しても思うけど、もうちょっと山場欲しいなー。恋愛にも仕事にも「特別」はないので、漫画に何か「特別」を求める人には向かないと思います。

この作家さんの作品は現実の痛みみたいなのが感じられてああ男同士ってこう言う感じなのだろうと思わされます。「それでも触れたくない」のスピンオフということで先に「それでも…」を読んでからこちらをよみました。断然「やさしい恋をする」の方が好きです。小野寺は本当にまじめで誠実で人の気持ちを思いやる優しいところもある暖かい良い人。好きになるのわかる気がします。何度も読み返してみると出口を傷つけたくないとか友達を失くないとかもあるけど小野寺には告白を断るという選択肢はなかったんじゃないかなと思えてきます。出口は3年も片思いしてるだけあって、小野田に対しては純粋で一途な想いがあふれてる。告白して、お互いの思いをぶつけ合って、少しずつ二人の距離が縮まって恋人同士になっていく過程が丁寧に描かれています。ストレートとゲイの感情の壁として書かれてるけど、これは男女の関係にもありがちなので恋愛って普遍的なんだなと。2人が結ばれた所はほんとよかったねとうれしくなりました。それも二人のキャラとストーリーがしっかりしているからなんでしょうね。本当に優しい作品でした。

本編『どうしても～』からこの作品を読みましたが、私はこちらの方が断然好きです！皆さん仰る通り本編の主人公・嶋の暗さに比べ出口の明るさの方が好感が持てます。描き方もエロが少なくその分片想いの時の心理描写が丁寧に描かれていて、それだけでキュンキュンしっぱなしです！ヨネダコウさんの作品はほぼ読みましたが、ドロドロエロばかりの作品の他にこういう、爽やかな作品も描くことが上手なので本当に凄い作家さんだなぁと思います。

印象に残らないお話でした。下手とか、話が後味悪いとか、そういうものではないですが。日常を本当に淡々と描いているので大きな盛り上がり、事件があるわけではないです。漫画的なドラマチックな告白とか、そういうものは一切無し。そこがいいという人もいるんでしょうし、つまらないと思う人もいて、私は後者でした。せっかくお金を出して読むんだから、心に残る台詞なり表情なりが欲しい…。ずーっと受けの片思いのうだうだが続いてるので飽きました。スピンオフの元作品も読みましたが、そちらもレビューの高評価に反してそれほど…という感じだったので、この作者さんとあわないんだと思います。

まさか小野田さんのお話がまとめて読めるなんて!！同人誌版で持っているのですが、こうやって大勢の方の目に触れる日が来るとは！感無量デス！何か劇的なことがある訳ではありませんが、優しい小野田くんのお話が堪能できる一冊ですよ。嶋くんたちのその後も垣間見えます。

キターーーーーーコレっっっっ！！！！(//∇//)ヨネダコウ先生『どうしても触れたくない』スピンオフ！！ε=ε=(ノ≧∇≦）ノ 私はどうしても~本でを買って、素晴らしく感情移入できた作品で大好きな一冊です。元々、ヨネダコウ先生はキャラの心情をとっても細やかに繊細にかつ、所々笑いも含みながら引き込んで行くのがとってもお上手な方だと私は思っています！もちろん、今作品も本で買いました！是非ともどうしても~と合わせて読んでいただきたい作品なんですが 。。 簡単に言うと友人を介してたまたま知り合った小野田と年上童顔の出口のお話で、どうしても~に出てくる嶋君絡みで進んでいきます。適当に遊んでた出口が3年も鈍い小野田にキュンとしながらもヤキモキして、気持ちがバレた時の２人の葛藤してるシーンはもう胸が締め付けられるようでした。決して急いで２人をくっつけず、気持ちの揺れ動く様を丁寧に描いてあるので、しっかりストーリーを読みたいかたにはめちゃくちゃオススメです！後半ちゃんとエチシーンもありますし、ここはもう見てて恥ずかしいくらいニヤニヤが止まりません(///ω///) 絶対読んで損はしないです。ぜひ読んでください！★５個では足りません！10個くらいです！

同人誌からの再録。編集の手を通ったものとはやはり違うな、と思わざるを得ません。前作を高く評価していただけに蛇足感が満載というか、正直この作品でこの作家さんへの評価はガクッと落ちました。全編通して淡々とし過ぎていて、退屈です。同人誌で出したものをそのまま商業化するのは作家さんの勝手かもしれませんが、事前に知っていたら同人誌を買わなかった方も多いのでは？ 年数が経っているならともかく…。少なくとも自分は知っていたら買いません。

大好きのひとことにつきます。何度も何度も読み返します。ジャンルを超えてビジュアルもお話も秀逸です。「どうしても触れたくない」や「囀る鳥は羽ばたかない」の印象があってこその、このごくごく身近に感じる恋愛模様・心理描写にひかれるものがありました。ストーリー展開は題名の通り、読んだ後ほっこりした気分になります。個人的にお風呂で放心の小野田サンがたまらなく好きです。そして巻末に４人が揃う場面で、なんとなく人物像の構想が垣間見えたのも嬉しかったです。

ヨネダ先生の作品は全て好きです。単行本が出た時は買おうか迷ったのですが、こちらで読む事ができて嬉しいです。もう内容がキュン死にしてしまいそうな切なさを含んだ展開で、読み終えた時は満ち足りた気持ちになりました。｢それでも触れたくない｣のスピンオフというだけあって、後半外川が出てきた時(登場場面)は何故か笑ってしまったのですが、どちらのカップルも幸せになれて良かったです。BLは展開が単調なものは読み応えなくて印象に残らない物がありますが、ヨネダ先生の漫画は全て一コマ一コマに引き付ける展開があるのでBLとしてのクオリティーを超えていると思います。買って損のない作品です！

晴海さん萌えです。泣きそうな顔や照れた顔にキュンキュンです！ヨネダさん作品好きすぎてやばいー！BL漫画未体験の友達に薦めまくってます！！みんなに読んでほしい！