レビュー一覧

ある意味、幻の作品です。ヨネダコウさんから私たちへの贈り物みたいなものだと思います。これは、もちろんあの『どうしても触れたくない』のスピンオフで愛すべき小野田のお話ですが、そもそもは同人誌として販売されていたものです。その後この同人誌はなかなか手に入らなくなってしまい、全部読みたかったら数万円を支払わなければならないほどの高値で取引されていました。そういう意味で幻の作品だったし、ヨネダさんが皆の手に届くようにしてくださったと心から感謝です。『どうしても…』で、嶋の過去について小野田が友人から聞いたというセリフが出てきますが、その友人が出口です。この本では、最初50ページが出口と小野田の出会い編で、『どうしても…』よりも時系列的には前のお話になります。今回コミックスのための描き下ろしです。その後同人誌の二人のお話が４つ入り、最後に昨年雑誌に掲載された、その後のお話で終わります。ゲイの出口の長い長い片思いの切ないお話ですが、何度も萌え転がること間違いありません。ちなみに嶋や外川さんはほとんど出てきませんが、最後の描き下ろしが可愛いです。そしてこの二人のけんかの理由は、また別の場所でと先日ヨネダさんがつぶやいていらっしゃったので、もしかしてもしかして、またどこかに描いて下さるのかな？？？とめちゃくちゃ期待してます。ヨネダ先生、本当にありがとうございました！！

なんだろう…作者後記にあったとおり大きな事件もないし特別な盛り上がりもないのに、すごく好きな作品です。飄々としているようで実は小野田に超惚れている出口さんが可愛くて可愛くて。いちいち傷つくとこも、それを見せないようにするところも、健気で可愛くてかわいそうでキュンキュンしました。もうずっとときめきっぱなしでした。すぐにでももう一度読み返したいくらいよかったです。

「どうしても触れたくない」のスピンオフ作品です。前作のカップルにはさまれた名わき役・ノンケの小野田君が主人公で前作を読んだ人ならもう心動かされること間違いない作品です。何度も笑って何度も心が苦しくなって。そしてやっと本当によかった、と安堵できたと思いきやそんな展開？とこの作者さんの人間味あふれるストーリーの数々はいつもながら素晴らしいです。おそらくこの作品だけを読んでも十分楽しめるかとは思いますが、「どうしても触れたくない」を読んでからだと何倍も楽しめるかと思います。丸々一冊分の長編なので読みごたえもあり、一押しの作品です。

まさしくやさしい物語でした(笑)なんだか可愛い空気感に読後幸せな気分になってノックアウトです。爽やかで可愛いけど男らしい出口さんと、真面目なんだけど面白い小野田君の、友人から恋人へ変わっていく雰囲気がとっても素敵。「友達でもいいからそばにいたい」「でもやっぱり好きだ」と苦悩したり戸惑ったりといろいろあるんですがシリアスすぎないところがいい。きっと主役二人の影響かも。いい意味で前向き！だけど喧嘩やすれ違いもあったりと、満足できるストーリーです。一冊丸ごと二人の話ということも満足感たっぷり。「どうしても触れたくない」のスピンオフとのことですが、もし嶋君のように少し暗いキャラが苦手な方は絶対にこっちの方が好きだと思います。何度でも読み返したくなる一冊です。

素晴らしいです。本当にヨネダコウさんの作品は、、BLというよりは人を愛する素晴らしさみたいなものを教えてもらえる気がします。"どうしても〜"の時から小野田がすきでしたw出口が男前なのに可愛い一面もあり嫉妬したり不安になったりするのがきゅんとします。純粋ラブストーリーです。できればもっともっと長く書いて欲しい作品。このカップル大好きになっちゃいました。

ヨネダさんの作品は、読後感が半端なくいいですね。なんだろ、長編小説を読んだみたいな。お話の中に自分が入り込んだような感覚に陥ります。どういう才能なんでしょうね？どうしても触れたくないのスピンオフです。このスピンオフ作品、同人誌でヨネダさんが描かれて、うっすいのに値段が中古でも高騰(確か2000円くらいかな)手が出せなかったというのに、まとめて発売なんてもう神かと(涙)！出版社様ありがとー！！ドライな受けが純粋に恋して、片思いしてます。ゲイなんだけどしっかり男の人で、ドライだったり、ウェットだったり、純情だったり、Hだったりしてたまりませーん！さぁ読んで。BL好きなら是非読んで。美形でドエロなヤクザは出てきません。フツーのサラリーマン、それが良い。

作者買いです。さすがです。今回もじっくり引き込まれました。主人公二人の恋愛に発展するまでのプロセスが、可愛いくて切なくてもどかしくて、すごく応援したくなる気持ちにさせられます。「どうしても…」のスピンオフ作品ですが、前作読んでなくてもすんなり読めると思います。でもやっぱり、前作の嶋くん外川さんがこそっと出てたりすると、嬉しかったですね。エロは前作より少なめでしたけど、ストーリー重視で大満足です。

ネタバレ注意☆もう何度も何度も何度も読み返してます。あとがきで作者様もかかれてますが、特別大きな事件はありません。でもそれが凄く良い。出口がとにかく魅力的で格好良い。可愛くてエロい。そして男性的なサバサバした性格からのデレ！その破壊力といったらもう…！！こんな人に惚れられて落ちないはずがない。とは言っても小野田は元々ノンケ。作中で「出口さんの気持ちに気付かなかった三年が悔しい」とありますが、読み返す度に、きっとその三年があったからこそのゴールインで、その三年があったからこそのそのセリフ！なのだと思うと、萌えて萌えて仕方がありません。前作と違い出口も小野田もしっかり『男』で暗い過去もないからか、最初から最後まで流れるような『やさしい、やさしい』ストーリーで読後感も◎エロはあまりないものの、普段エロ重視の私が満足するほどの、大人の憂いを含む色気が漂う作品で、その色気にキュンキュンさせられること必至です。レビューを見ると合う合わないはあるようですが、私はドンピシャでした。最後に…ここに書いても意味ないのかもしれませんが『それでも』書かせてもらいます！４人のその後が『どうしても』読みたい！続編…ないですかね？＞＜

以前からファンで、新刊入荷してる！と、事前情報見ずに購入しました。「どうしても触れたくない」のあの小野田さんのストーリーです。スピンオフで見られるなんて！！「どうしても~」を見てから読まれたほうがストーリーがよりわかると思います。ノンケの小野田さんの鈍さ(失礼)…。この感じゃイチャイチャは皆無？？と途中までハラハラ。三年思い続けていた出口さんの、誰にたいしても普段はスマートなのに小野田さんにはそう振る舞えないいじらしさ。涙が｡丁寧にそれぞれの葛藤や想いも描かれててグッときました。えっち有りです(出口さん良かったね涙)

泣いた。ヨネダコウ先生の幻の作品。再収録して出してくださり、ファンとしてはとても嬉しいです。「どうしても〜」のスピンオフ作品ですが、私はこちらのほうが好きです。ノンケなんかに恋するなんてバカバカしい、と思っていた出口。でも、好きになってしまった。自分でも驚くほどに。次第に抑えきれなくなる小野田への想い。友達なんかじゃ、足りない。切なくて、温かくて、苦しい。恋のお話です。ヨネダ先生は表情で気持ちを表現するのがとても上手な方だと思います。出口の想いが切なすぎて、私まで苦しくなるほど（笑）小野田が戸惑う気持ちも分かるし、だけど止まらない好きという出口の気持ちも、痛いほど分かる。このスピンオフにはもう一つお話があるのですが、先生曰く「再販はしないけど、電子版の配信は考えてます」とのこと。楽しみです！とにかくBL好きなら一度は読んでもらいたい作品。