レビュー一覧

もうちょっとヒーローを懲らしめてやりたいのに・・・自分で解決してしまった最後まで強いヒーローでした。まぁ自分で誤解してヒロインを傷つけたんだから自分でなんとかするのも当然ですよね！結構最後のほうまで誤解してますが、再会してからヒロインにまた惹かれていく自分との葛藤。好きなら信じてやれよ！　となんども突っ込みたくなります。ヒロインが諦め、ヒーローを信じることを止めても、好きだからと嫌いになれないところに哀しくなりますが、ヒロインは強かった。ヒーローを信じ、信じてもらえるよう努力する姿はいじらしい。それにほだされたヒーロー・・・最後には、自分が間違っていたと、こんな自分は君にふさわしくないとか言っちゃうけど、ヒロインが許すと、すぐに「過去は変えられない」とかなんとか・・・早ッ切り替え早っ！これって日本と外国の考え方の違い？　こんなにあっさり切り替わるものなのー自分のほうが正しい、幸せになる、そのチャンスがあれば絶対に見逃さず隙間に割り込んでくる。それがハーレクインかもしれない・・・

信頼と親子と家族のお話です。それぞれに過去の行いの為に、家族としての絆に苦悩していたヒロインとヒーロー。共に愛し合いながらも、そんな家族の過去が絡み不信感から別れていた二人。そして、ヒロインがヒーローに黙ったまま息子を産み、その子が病気になったことで、病院で再会し、自分の息子だと見抜いたことで起きる、結婚と過去のイキサツと家族のアレコレが再び動き出すことで、このお話は始まります。悪意や不信、誤解が二人やその家族を巻き込み、やがてマスコミが報道するアレコレで、家族の絆や信頼を試されるヒーローと、親族を巻き込むことで悪辣になる悪意;^_^A そして、愛情と信頼が強さを持ち始めたときに現れる真相。そんなこんなを無理なく流れの様に描いていて、気が付いた時には読破していました(*^_^*) 相手を信頼することの難しさと、理解をすることで得られるものが、やがて大きな愛情となる姿を見ることになりました(^-^) 最後にはほっとして、優しい気持ちでこの家族を応援したくなりました(^-^)/

愛か友情か！捻れた愛情は人を傷つける。そして嘘は何もかも無くす。それでも壊れないものもある。落ち着いてじわじわと迫る不安と罠、砂のお城のような愛。登場人物像が心の描写から分かり、とても読みやすかったです。

ヒロイン両親がひどすぎる！ヒロインを罠にはめるヒーロー親友も「えっ、そんな理由？」って逆恨みだし。両親も親友も何の罰も受けないので、ちょっと納得いかず、すっきりしないです。ヒーロー祖母が冷たい人かと思いきや、公明正大な人で良かったです。