レビュー一覧

1話がたった6ページなのに1つ1つがとても心に響きます！色んな「またね」があって、心がフワッとなるものや、悲しいもの、そんな風に思ってくれてたら良いなとか、人間の身勝手さを考えさせられるものまで、沢山の猫達とのお話がつまった本です。

猫と暮らしてる人にとっては辛い話ばかり。最初から涙が止まらなくて困りました。猫飼いさんなら、ああ、こんなことあったとか似たようなエピソードがあるかもしれません。同じ名前とかね。でももしこんな風に猫が思ってくれてるなら幸せですよね。最後は通じ合ってお別れして、また会おうね、って だれもがそう願ってやまないお話ばかりです。

何これ。どのお話しも暖かくって、切なくて、涙出ます。作者さんの想いが画面越しでも伝わってくるような秀逸な作品です。猫のお話ですが「猫マンガ」な感じではなく、胸を打たれる「ショートストーリー」な感じです。私は「こんなに胸震わせたのいつ位だろう」と言う程でした。作者さんの愛情が詰まっているように感じる本でした。

呼吸困難になりそうなくらい泣きました読むには体力がいるかも…(笑)お別れの話ばかりなので辛いことは辛いんですが、「でも…良かったね、ありがとう」と思えるものがほとんどでした

ちいさないのちのと出逢いと別れがオムニバス形式で描かれています。涙なしには読めないものが多いけれど、読後感の清々しさには格別のものがあります。私は国語科の教師なのですが、いくつかを教材に使いました。ひとつひとつのお話のどれもが、とっておきの宝物。。。じっくり大事に、そして何度でも読みたい、そんな珠玉の作品集です。

涙腺が刺激されっぱなしでした。私自身物心がついた時から今日までずっと猫と一緒の生活で、猫とは出会いと別れを繰り返してきたから余計にそうなのかな。1作が数ページなのに1話1話こみ上げてくるものがあります。読んでいる途中でたまらず家の猫を抱きしめてしまいました。家の猫が毎晩私と同じ枕で寝ているのも、お風呂に入っているときは必ずドアの前で待っていてくれているのも、この子なりに私のこと考えてくれてるのかな、なんて思わせてくれる作品でした。

夏の公園の緑の雑草の中にいたから、ロープに繋がれていたシロを簡単に見つけることができました。連れて帰ってきてから、六年間一緒にいてくれたシロのことを思い出して、泣いてしまいました。「もう行かなくちゃ、またね。」あのときそう言って貰えてたのかな？暫く忘れられなかったんだよ。きっと、またね。

猫には猫としての物の見方や生き方があって、懸命に生きているんだと改めて感じさせてくれる本です。読む度に涙が出ます。

ネコの表情が豊かで気持ちが伝わってくる。死んだ飼い猫を思い出す。ヤバい、また飼いたくなってきた。

一話目で涙腺が緩みっぱなしで、画面が見えなくなりました。こんな風に穏やかに自宅で看取れたら良かったのにと、愛猫をなくした日を思い出します。苦しくなかったろうか、もっとやれることはなかっただろうかと。私は、とても愛猫との別れを割り切ることができず、心と体も壊しました。でも、とても慰められました。ペットロスの真っ只中でも、別れを客観的に見られる切っ掛けになると思います。