レビュー一覧

今までと勝手がちがい、なかなか思い通りに行かないヒロインに焦れるヒーローが面白かったです。ヒロインに対して傲慢に振る舞おうとするけど、ヒロインは予測できないタイプだし、そんな彼女が好きなので上手く行かず、もやもやする不器用なヒーローが良かった。漫画では端折られてる感がありますが、多分原作ではこういうやり取りがもっとあるのでは？と思いました。

父親の罪を見逃してほしくて、二年前の些細な出来事を頼りにヒーローに突撃。ヒロイン非常識すぎる。純粋そうな印象だったのに、ヒーローをふりまわすし勝手に嘘ついて親を騙す。この父にしてこのヒロインあり。優しい顔してヒドイことする悪魔な親子だわー。それでも、結果的に助けちゃうヒーローは天使です！

　びっくりするぐらいヒロインがイライラキャラ。　最初は両親のために身をささげる乙女のようなイメージでいたけど、ただの我儘娘。なんだかんだ理由を付けて自分の思い通りにすべてを進めるあたり、まさに悪魔って感じ。　本当に父親のやったことを申し訳ないと思ってるのか？っていう気もしてくるし。犯罪は犯罪だっつーの！お母さんの手術代が足りなくてっていうならわからないでもないけど、実際横領のきっかけは船旅の旅費ぽいし・・・。ちまちま返さなきゃいけないっていくら横領したんだよっていう。　でもヒーローもそれほど魅力的でもないので、最後まで読んでも、ああそうですか・・・ぐらいの読後感。

読んでて思ったんだが、ヒーローがここまで妥協してくれたんだって事をヒロインもヒロイン父も分かってるんだよね？ヒロイン父…横領はダメだよ

ヒーローはヒロインの父親の横領に目をつぶる代わりにヒロインに愛人になるよう迫りますが、ヒロインがバージンと分かるや、紳士に変身します。一目ぼれしたと言えばいいのに言えず、わざわざ自分でヒロインを駅まで迎えに行くヒーロー、愛人契約モノにしては面白かったです。原作も読みたいです。

天真爛漫なヒロインに振り回されてあがくヒーローがいいです。傲慢な大富豪なのかと思いきや、途中からヒロインの嘘に話を合わせ、婚約者になっているのが笑えます。最初から一目惚れしたヒーローには勝ち目がないのでした。

この先生の作品にしては、ヒーローとヒロインのお互いを想い合う熱さがイマイチ伝わってこず、盛り上がりに欠けた感があるのではないでしょうか。

話に山がなく、少し淡々とした感じが否めません。父親が愛する妻の為に会社のお金に手を出してしまい、訴えられそうになり娘に相談するところから話は始まります。社長であるヒーローは彼女に愛人になれと話をします。父親の為に仕方なく、引き受けたものの逃げ腰のヒロイン。少しづつ寄り添う2人。清楚な彼女が素敵です。

ヒロインは２年前からヒーローのことを大好きですよね。でも身分の違いやら何やらで断ってしまい、父親の横領の説明を大義名分にヒーローに話をしに行って、案の定体の関係を迫られるけれど、それはダメなことだけれど彼が魅力的とか何とかグズグズグズグズ。バージンだと知られ、愛人契約を解消してもらって帰るように促されると、なんだかんだ理由を付けてデートをしようとか、今日は泊っていくとか言って、ヒーローにバージンをささげることに持ち込みます。その後いろいろあって喧嘩別れしますが、ヒロインはヒーローに追いかけていて欲しかったんだろうけれど、ヒーローは体の事情でそんなことはできず、しびれを切らしたヒロインがヒーローに会いに行くことに。とにかく面倒くさいヒロインでしたが、ヒーローは体の事情が事情だけにヒロイン以外の女性は選択肢にできないわけだし、仕方ないですね。最後にイザベラはどうなったのだろう？

強引なヒーローかと思いきや、ヒロインを思い一歩引いてみたり、振り回される大人のヒーローが、良かったです。