レビュー一覧

攻めの夏貴の好き嫌いによって評価が分かれる作品だと思います。イケメン、仕事ができて表向きの性格も良く、策略家でエッチのときはS。受けの性格を熟知してて、自分の望む展開にするために売り言葉に買い言葉になるよう仕向けていくわけなんですが、そこに違和感や反感を感じる方はいるかもです。私は好きですけどねー。初めて結ばれるとこなんかは素が出ちゃう夏貴にキューンとしました。作者さんはキチク攻め×俺様受けを書きたかったようですが、残念ながら受けは俺様じゃないです。作中にもさんざん「俺様」って言葉が出てきますが、俺様にしては面倒見が良すぎ。話の筋は定番ですが、名瀬さんの絵の二人がかっこ良く、エロも多めで楽しめました。

表題作、続編までは、まぁまぁかなぁくらいでしたが、単行本未収録のおまけを読んで買うんじゃなかったと思いました。夏貴が主人公である利臣を10年以上片思いした理由が、自分の受け答えひとつで利臣を思うがままに動かせるからだったなんて！はっきり言ってそこまで何百ページか読んできた時間を返してほしくなりました。チケット9枚・・・捨てたも同然ですね。

なんか、可もなく不可もなくわりと普通でした。

年下攻め、ギャップ萌え、どれも好物なんですが、「俺様」と書かれた受けの喋り方をどうしても受け入れられず、そこが気になって集中出来ませんでした。普段はワンコ系の年下攻めがエッチの時は色気満載で言葉責めもしちゃう。普段は面倒見のいいアニキな受けがそれに翻弄されてグダグダな感じはよかったです。でも、受けは俺様というか、言葉遣いがちょっと悪いおっさん風味の喋り方で、それがどうも挿入されているかわいいイラストともマッチしなくてダメでした。ストーリーも二人の関係も絵もそれぞれよかったけど、もうちょっと普通の喋り方だったらよかったな。

主人公、長い長い片思いが実ってよかったですね。それにしても、どれくらい相手のことを思ってたんだろう。

幼なじみの長きに渡る片想いがみのって良かったです。

んー、総じて萌えポイントが少なかったかなぁと思いました。もう少し感情にともなった行動が欲しかったかもです。

お互いが気持ちを打ち明けるまでの過程が長くてイライラしました。攻めも姑息な手を使わずに当たって砕ければ良かったのでは？ところどころ不自然に感じました。

好きな作者さんですが、攻め受けどちらも好きになれませでした。二人がくっつく過程のエピソードもなんか不自然だし。他の方が書かれているように攻めが受けを好きになるきっかけもなんかなぁーって感じでした。

攻が受を好きなことは読んでて最初からわかったから、安心して読める話。ただ、両思いになって、二人で旅館にいくくだりの話は、なんかダラダラで飽きてしまいました。その話いらなかったかな。