レビュー一覧

攻めも受けも男前。トラウマも過激なものではないので初心者さんにも読みやすいかも。

厳粛な剣道大会で真剣勝負する攻と受に萌えまくり！名前にちなんで黒龍（攻）と白虎（受）だなんて、なんて厨二病（笑）と思ったのですが、そこから社会人編に入ると受の辛い過去（それほど過激ではないです）が明らかになり、それに関連した事件の展開と受の恋の行方とにドキドキして、すごく楽しめました。なんとなく先は読めるストーリーですが、逆にそれが安定感を感じ、良かったです。最後、受は結局刑事にならなかったのかな？交番勤務のままのほうがいいのかも…的なところで終わってるので（恋愛は成就してますが）、刑事になって攻と正式に相棒になるお話も読んでみたいかな。

恋については、それほど目立った展開もなく、両片思いの再会物なのですが、そこに結構がっつり事件が関わってきます。真相がわかるにつれ切ない部分も多く、そちらに気持ちが引っ張られました。恋愛を求めて読むと物足りないかもしれません。

事件に関しては、なんとなく早い段階から分かってましたが、BLの要素と楽しく読めました。初めの頃から攻めが意識してるのが丸わかりでしたが、くっつくのが遅くて少し焦れそう…。あっさりとしてて初心者向けです。

刑事もの好きなので期待しましたが、ちょっと盛り上がりに欠けるお話でした。当て馬も中途半端だし、攻めの感情がわかりづらかったです。