レビュー一覧

17歳と31歳をいったりきたり　なかなか難しい設定かなと。読む順番が不同なんでアレですけど、いつもの榎田先生の作品よりは　ちょっと半端かなと感じてしまいました、戻るタイミングとかもよくわからず、でも榎田先生は必ず攻めが受けを最後には助けてくれるので心が救済されます。ひねくれ31歳はさすがです。意識が戻ってからの31歳は豹変ですね(笑)人間愛があると他人に対しての感じ方が変わりますね。

面白くて一気に読見ました。スリップの末路は早々に想像出来たので展開に驚く事はなかったのですが、何においても心理描写の表現の素晴らしい事！大人と少年の心理の複雑さ。混ざることもなく、混同する事もなく、きっちり書き込まれていて、傷ついたり、弱さなど本当に登場人物一人一人が生き生きとしていました。お高めのポイントですが大満足です

３１歳の弁護士がその記憶を持ったまま１７歳のときの自分に戻るタイムスリップ物。クラス会で再会した同級生同士が結婚とかするように、同じ人と出会っても、タイミングが合わなければ惹かれ合わない場合もある。これはそういう出来事をドラマティカルにした話だなと思いました。おもしろかった。

紹介文で「高校生の話か、この作家さんにしては珍し－」と思い、レビューチェックして「えっＳＦもの？マジ？」と焦り、読んでみて泣きました。

素敵すぎます！星が足りません。31歳の久我山は、元教師の曽根の葬儀帰りに事故にあい、17歳の自分の意識に入り込みます。そこで担任で英語教師の曽根に恋をし、初めて人を本当に好きになったのに意識は徐々に17歳が戻って行きます。時代が１４年逆行するという事の不都合さとか焦ったさ、年齢が違う為に感性も変わる事への葛藤なんかも、まるで経験されたのか？と思うほどにリアルでした。涙無くしては読めません。また時々読み返しに来ます。素敵なお話をありがとうございました。

作者買いです。安定の内容で、のめり込んで読むことができました。まさに「はつ恋」でした。意識だけタイムトラベルも気にならず、楽しむことができました。

いじめやDV、多重負債など、あの頃と今とでは明らかに捉え方も対処法も違うのに、それをうまく伝えられない久我山。タイムスリップした当事者だけが抱える葛藤と、曽根に対する気持ちの変化に、すっかり心情移入しました。過去が未来を少しずつ侵食していき、弁護士だった自分の記憶が薄れていく絶望感。大技を使ってのハッピーエンドと、その後を描いた小さな誤解のエピソードが、前半の切なさを十分カバーしてくれました。是非。

さすが榎田尤利先生です。教師と生徒は苦手だけど自然に見える。

実は試し読みが全然面白くなくて辞めようとしたのですが、他の方々のレビューを見て購入しました。みなさんの言うとおりとても面白い話でした。

最高でした。大人なら誰もが1度は戻りたいと思ったであろう17歳。31歳の視点で見るのが新鮮でした。読み始めると止まらなくて、寝る間も惜しんで一気に読みました。挿絵が古い感じしますが、ストーリーはいつの時代でも色褪せることのない素晴らしいものでした。エロも短めですがしっかりありました。