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ヒロインが可哀想すぎです。自分も知らなかった双子の姉妹のスキャンダルなのにまったく信じてもらえずに婚約破棄されてしまったヒロイン。自分の間違いだと分かったと思ったらヒロインに執着するヒーローのやり口がイヤ。

自分で勝手に思い込みして、人の話も聞かずに一方的に婚約破棄しておいて、それでヒロインの無実がわかった途端に謝りもせず「このままでは僕たちは前に進めない」とはどういうことだ、塩撒いてやりたいとかヒロインは思わないだろうか？傲慢ヒーローもここまで来ると頭悪いのかと思う。ぷんすかしつつ読んだけれどストーリーは面白かった♪

これは、、涙無くしては読めません。前半、傲慢ヒーローがHQらしくて良し。後半、2人が別れてからまた結ばれるまでが描かれます。人間ドラマ要素が強くなりますが、最後、ヒーローの行動と愛の告白によってHQに求める気持ちが満たされました。短いページでよくまとまっています。途中で悲しくなってしまいましたが、借りて良かった。

双子姉妹のシリーズものです。知らなかったとはいえ、ヒーローの傲慢さがひどい、、誤解からの復縁、ハーレクインの定番ですが、ヒロインが可哀想すぎました。

人生には苦しいことがいっぱいあります。渦中にいる時にはもがき苦しみ、絶望を味わうけれど、その時のことを過去の出来事として振り返ってみると、あれほど人を、運命を憎んだ出来事が、良い意味で、今の自分を作る不可欠な要素になっていることに気づくことがあるものです。この2人を見ていてもそう思いました。ヒーローは生い立ちのトラウマと立ち向かう生き方と、成功者のお飾りではなく、本当に人生を共にしたい女性がいる自分に気づき、プロポーズする。ヒロインも、自分を理不尽に虐げたヒーローの本当の姿に気づくことで、恨むだけでなく許せる素直な心の目を得て、頑なだった自分の生き方を変えていくきっかけとなる。失われた命は戻らないけれど、その命は、両親をはじめたくさんの人たちを幸せに導く命だった。気づいてもなお、意地を張り、恨みから抜けだ出ない人が多い中で、この2人は、目の前にある道に気づき、歩き始める勇気を持った人たちでした。苦しい経験を糧にして、幸せを築いていけたらいいなと、読む側も素直に思える作品でした。

双子の姉妹の話でシリーズになってますが、私はこちらが好き。思わず涙ぐむながら読みました。

いつも上から目線で自分の気持ち最優先のヒーローでしたが、ヒロインと別れて再会したことで少しずつ変わっていきます。ヒロインはいつも温かい人柄で好感が持てました。駆け足にならず最後まで安定感がありました。

時には………どうしてもプライドが邪魔して、素直な気持ちを言葉に込めて伝えることって難しいですよね‼ 自分の心を全て打ち明けることの難しさの描写がよく伝わりました。

勘違いから突然の別れ、からの再開して紆余曲折経ての結婚というハーレクインらしいストーリーですかね。

最悪に傲慢なヒーローでホントに嫌でしたけど、最後は心を入れ替えて良いい男になりました。