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レビュー一覧

アタ

5点 4.4 32件
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  • 2010-10-22
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    藤たまきさんの作品はもともと好きなのですが、その中でもかなり良作だと思います。ストーリーと各キャラの心情がじんわりと染みいってきます。 アタの名前の由来のあたりでは思わず涙目でした(悲しいとか辛いではなく)。 いやぁ幼馴染って良いですね。

  • 2017-09-24
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    久しぶりに手に取りました。やっぱり素敵。愛しさってこういうものだなっていうのが的確に表現されていて、主要三者の気持ちがどれもよくわかりすぎる。讃岐とつきあうことになったアタと影郎の雨のシーンなんかはじんわり泣けてきますし、言葉選びがすごく秀逸な作者さんなので、印象的なシーンは他にもたくさんあります。簡単に同性愛に目覚めてくっついたり離れたりっていうのが不満な方には強くお勧めしたいです。

  • 2010-09-21
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    とてもおもしろかったです。話の展開、「なぜどうしてこうなった」というところが暴走していなくて、心の変化や移り変わりなど、深い部分の描写が丁寧にされています。季節を織り込んでいるところも好きです。絵柄もくどくなくてすっきり読めます。表情が豊かです。

  • 2016-08-04
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    安定の藤たまきさん、どれを読んでも最高に大好きです。どの作品も登場人物たちはけっこうガンコなタイプが多いと思うんですけど、この子は〜!アタは、お決まりの悲惨な出自に加えて、影郎への自分の気持ちに蓋をしてるがゆえにフラフラゆらゆらと意志の弱いバカの子みたいになっちゃって、まあそれがとてもかわいらしいんです。影郎もまた無自覚なアタへの思いを抱えていますが、もちろんダダ漏れ。ラストの想像はたやすく付きますが、そこまでの間に何が起こるのかと思うともう胸がよじれそうになります。それを象徴するかのような、しょっぱなの「アタ!」「ぱち」のシーン。ここだけで白飯どれだけ食べられるかってくらい、かわいく、そして力強いシーンでした。わたしは早く影郎とアタにくっついて安心させてもらいたかったのですが、その気持ちを利用されたかのように見事に翻弄され、強い余韻を味わいながら読み終わることになりました。藤たまきさんのこの匙加減、ほんとすごいと思います。

  • 2012-09-08
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    すごく良かったです。中卒で売春、援交、最初はセックス依存症のように見えたアタ。アタの内面が明らかにされていくのは、まるで甘やかで切ない推理小説を読んでいるようでした。選ぶ言葉が本当に秀逸で心に残りました。藤たまきさんの「私小説」もとても素晴らしい作品なので、ぜひレンタルに入れていただきたいです。

  • 2012-04-23
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    登場人物の心情描写が素晴らしい藤たまき先生。「ミスター・シーナの〜」なども然り、キャラ像をよく練っていらっしゃるんだな・・・と感心させられます。また言葉選びが本当に秀逸です!他にはちょっとないような不思議な表現、でもその意味深さを最後に「ああこういうことか」という納得に変えてしまえる所は先生の成せる技!後からとってつけたご都合設定的なものがないので、ストーリー性重視の方には手放しでオススメします。あとBL初心者の方でもさらりと読めるかと^^

  • 2010-07-25
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    ストーリーはそれぞれの登場人物の心情が分かりやすく、幼なじみと三角関係をさらっと一気に読ませて頂きました。目次は7項目に別れていますが、一つのお話です。内容は最後まで縺れますが、重くなっていないのはシンプルな絵のラインの影響?繊細な絵ですがデッサンなどはきれいだと思います。所々に詩的な表現があり、それが自分は良いと思いました。あまりエロっぽくはなく、切ない感じ。48時間レンタルにしましたが、無期限にすれば良かったと・・ちょっと後悔(^^;)。

  • 2020-03-11
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    素敵なお話でした。カゲローとアタが幸せになる事を願いながら読んでましたけど、ハヤの存在が…。巧い! 「これまで読んだ作品でこんなに必要不可欠な当て馬がいただろうか」なんて思ってしまいました。

  • 2020-03-11
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    心地よくも息苦しい水の中、窒息しかけても自力では上がれない危うすぎるアタ。そんなアタを巡る、父兄的な影郎と恋人的なハヤ。恋(情と性)愛に対する成長スピードが異なる三人の、三者三様の恋愛観が(そう呼ぶには幼くもあるけれど)、様々な水をモチーフに情感豊かに描かれています。ハヤによって射ち出されたアタの“濃い水”は、影郎の愛を求める“乞い水”でもあり。体内の水を吐き出し、誕生か蘇生か、はたまた水生から陸生へ進化したかのようなアタの変化は、影郎をも駆り立て…精と体から、こんなに素敵な愛と心の成長物語が紡がれるなんて。ハヤの初まりを描いたエピローグにも繋がる「わい性中生種」がとても印象に残ります。

  • 2017-04-19
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    キャラクターが皆とても魅力的です。そして、藤たまきさんの言葉の選び方もすごく素敵…。じんわり心に染み入るような、そんな表現をされます。家族愛、友愛、恋愛、色々な愛が描かれていて、それが最終的に「ここにつながるのか!」とわかった時は、それこそ藤たまきさんの作品愛を感じました。主要なキャラではないのですが、回想の彼がどうなったかとても気になる…!