レビュー一覧

短編集でした。裕哉くんの話が残念だった。あたしには痛かった、心が。無理やり系とか暗い系はほのぼの系の中に混ぜちゃ嫌だ(泣)それ以外は楽しく読めました！でもどのお話も(裕哉くんの以外)スタートラインに立った所で終わっちゃってるから、今後の話も読みたかったなあ。(何度も言いますが)無理やり系が苦手なのでｰ１で。やっぱり恋愛ものはほのぼのハッピーエンドが好き。ただ、そういう系が好きな人には物足りないと思うけど。あくまでもあたしのそういう系のハードルがかなり低いので、裕哉くんの話は軽く超えてしまったのでした。とりあえず、表題作ではないけど、本庄くんに思いが通じますように…って感じです。

絵はとても綺麗でした。内容はどの話もなんとなく読んでいて落ちが読めちゃいます。読んでいて違和感を感じたのは、どの話も受け、攻めが曖昧で、読み進めてもsexのない話は、結局どっちが攻めだったのかわからずじまいでモヤモヤします。sexがあった話では、普段は受けをしている男の子が、好きになった草食系の彼が自分に発情？してくれないから自分が攻めになる！ってのがあっあって、ヤってはいるけど雰囲気的に受×受って感じで、受攻めがハッキリした話が好きな自分には辛かったです｡そんなもゃ~っとした話が多い中、凄く面白かったのが【アフターダーク】というお話しで、カッコ良く昔は人気物だった男性が高校時代のある事件で全てを失い薬物にまで手を出す始末。主人公にも暴力をふるい金を巻き上げたりと、最低人間にかかわって、主人公可哀想な被害者かなぁ？っと思いきや・・・主人公腹黒いわwこれも下克上って言うのかな？短いながらも、予想外な展開が凄く面白かったです。エロとか無理やりとかが苦手なかたにはオススメできないですが、こういうお話探してる同士は多いはず！！主人公の執着心やしたたかさに、ニヤニヤが止まりません!！最後の落ちがまたwww(*´ω｀*)私もこんなペットが欲しいわぁ(*´∀｀)私的にはこれだけの為に600円出した意味があった！って感じです。これの続編が読みたいです。このお話しだけに★５つつけたいですが、他の作品が今一つの為★４つです(^_^;)

ノリや雰囲気で話を進めてる印象をやや受けました。もっと心理を抉ってテーマに深みを出して欲しかったです。表題作が1番面白かったかな。

青春らしいのからダーク気味のものまでありますが、基本切ない感じがメインで、ラストに幸せになりそうな予感を残して終わる作品が多いです。キャラクターが皆個性的で、お話も含め丁寧に作ってあるなーと感じました。長編を書いたら跳ねそうな気がする作家さんです。

作者買いです。ゆき林檎先生が大好きなので、入荷すると必ず購入しています。短編だけど、ストーリー性があり、出てくる子たちの表情や仕草が自然できゅんとします。特にジッと目を見つめるような視線のシーンがいいです！表題作オススメです。先生もあとがきに書いていましたが、この子たちのその後が気になります。わたしとしては、「混色メランコリック」の「もしマス」草食マスターと肉食青年の話の続きが読めたことが嬉しかったです笑「マジックメールチョコレート」モテない男子とモテる片思い男子幼馴染の恋。「片恋モノマニア」卓球部の気持ちを言葉にできない子と写真部のいじめられっ子。卓球部くんの一言がすごくカッコ良くて胸に突き刺さります。先生の部活描写、毎回細かくてすきです。「週刊恋茶屋劇場」うじうじアフロおじさんとクールな美青年のプライベート切り売り型劇場。「アフターダーク」この話だけ毛色が違います。後味苦く残る作品です。こういうお話も書くんだなーと驚きました。是非読んでください。

病みは好きなのと苦手なのがあるんですが、アフターダークは良かったです。お話がよくできていて、意外性もありラストも良くまとまっていました。攻めが執拗。慌てず騒がずじっくり追い詰めチャンスは逃さないという。。。豹変した姿、表情も迫るものあり。受けの性格が悪いという設定も良かったと思います。受けはもう逃げられないんだろうな。。。ある意味攻めがものすっごい一途です。他はハピエンなので安心して読めますね。マスターのお話が面白かった。ライオンと鹿？が可愛くて笑えました。話の合間のラフなイラストや漫画も楽しくて良かったです。

短編集です。切ない青春系から病み系もあるので、すべてストライクゾーンの人は少ないのかな。

切ない青春モノから、ライオンとシカさんに例えられたコメディタッチの物語までをおさめた短編集。読んでて苦しいくらい辛い作品もあって…。本当に、なんて魅力的な作品を次々描かれるのかしらと思います。ゆき林檎先生の作品はどれもエロがないに等しいので、エロを求める方にはオススメしませんが、胸キュンしたい方にはどの作品もとてもオススメです。ダウンロード推奨です！そして次作、長編の「玉響」では培ってきた感性を開花させた、まさに本領発揮の作品と言えるのでしょうね…！！

雑誌でマジックメールチョコレートを読んで気になっていたので買ってみました。、、、が、私には合わなかったかもー、、、。面白いんだけど、一冊全体に漂う学生時代独特のカースト制度やマウンティング、イジメ問題、、、読んでいて鬱々してきました。あとどのお話もその先を描いて欲しかったです。エッチがあるかないかではなくて、スタートラインに立った時点でお話が終わってしまい、物足りなさを感じました。特に表題作。これはノンケ君にちゃんと彼を抱いて欲しかったですよ。本当に恋人になれるのか、そこはしっかり描いて欲しかったなぁーと残念に思います。

短編集としてはそれなりに読みごたえがあっていいと思います。私自身好みではない話もありましたが、ゆき林檎先生の絵がキレイで大好きなので読んでみて良かったです。