レビュー一覧

家族は登場するもののそれ程ストーリーには影響ないかも知れません。ヒーローとヒロインの心の葛藤（時に娘）だけで流れていきます。ヒロインの気持ちは判るのですが、ヒーローの方がイマイチはっきりしません。最後までいけば生い立ちのための苦悩など理解は出来ます。それまでがどうも、ヒロインを愛してるようでなさそうで、読んでいて少し疲れました。

作品的には☆４かもと思えなくはないのですが、ヒーローの出だしの鼻息の荒さと、強引なまでのやり方にやや斜め読みになっていました。ヒロインも、ヒーローのやり方に苛立ち、不信感を募らせるものの、ヒーローへの想いが忘れられず、再びベッドを共にして、ヒーローにしてやられ、娘に気遣う半面、自己犠牲の様相のまま、マスコミと娘との日々が中心に、ヒーローの娘との会話や接し方を見るにつれ、徐々に良い部分みせられる度に好きになっていく過程を描いているようではあるのですが、説得力がイマイチなく、ヒロインの長兄で、ヒーローの姉と結婚している兄の出番も振る舞いも中途半端で、話が盛り上がるハズの場面でも、反応がよく分からず、ヒーローが実は…って云う最後の方での内容と、出出し、中盤、後半、ラストと辿っていくうちにどんどん矛盾というか、一貫性も周囲への気遣いとか納得出来る部分がまるでなく、どうなるのかが気になって読破はしましたけれど、もう一度読みたいという気にはならないお話に感じました。

まぁまぁかなぁ〜こんなに嫌いなヒーローはいないかなー長年ハーレクインを読んでいて、このヒーローは全く憧れない。どんなに金持ちでハンサムでも、私は要らない！これは買って読むほどじゃ無いかな