レビュー一覧

70年代生まれ？のイケイケで下半身寄りに生きていた人たちの過ごしてきた80ー90年代のリアルが詰まっている。リアルなので面白いとか面白くないとかもなく、この世代の人たちってこうだよねーという生態を観察している感じです。人種の違う系統だった私には同感や共感はなく。絵が好きな作家さん。

短編オムニバスです。２つだけ繋がっていて、あとはバラバラ。意味はわからないし、なんとなく雑っぽいのに、なぜか最後の「亜希子」が好きです(亜紀子、だったかも)

女優の柴崎コウさんの名前の由来が、この漫画だそうです。

ぶつ切りに終わっている様なストーリーで、考えると深いのでしょうが、読後スッキリしない感じでした。

シュールなかんじ。10代特有の呼び名がない感情たちがいくつもおり混ざった短編集で、サラッと読もうと思えば読めるし、その年代だった過去の自分を掘り起こしてじっくり読む楽しさもある作品だと思う。

えっ⁉これだけ⁉みたいな短い話もありましたが、全体的には、女の子の葛藤する気持ちがよくわかりよかったと思います。

説明が少なくわかりづらいと思う人もいると思いますがかわかみさんの漫画がすきです。だいたい恋愛に振り回される女の子の話ですが、セリフとかモノローグが独特のセンスがあります。