レビュー一覧

うん、良作＾＾ 物語の雰囲気もいいし、絵も合ってます。さらっと読めるけど、重過ぎず、軽すぎず。三部作だけど、短いながらちゃんと一作品ずつまとまってますしね。どれもいいけど、個人的には表題作が一番好きかな。三作ともに番外編が載ってます（内二つはノベル形式）。本編から番外編まで良い。心の葛藤とか、心理描写とか、そういうの好きな人には特にお勧めします。読んで損はないと思いますよ。

海をキーワードに連なる「再生」の物語。短編2編と中編1編ですが、どれも読後、しっとりと「読んで良かったなあ」と思える良作です。榎田さんの小説作品が好きならきっとお気に召すと思います。展開にあっと驚くような派手さはないですが、だからこそ安心して読めますね。作品の雰囲気にあった絵柄と、作画のクオリティが安定しているのも安心して読める一因かも。登場人物の平均年齢が高めなので、BL好きの大人の方にもオススメしたいです。ちょっと心が疲れたときに取り出して読みたい一冊になりました。

うわあ、とても良かったです。大人の男たちの熱いけど静かなラブストーリーという感じで、すごく好みでした。絵もストーリーとぴったりだった。どのお話も良かったですが、表題作はとても切ないので、個人的には「海と王子様」と「蜜柑の海」が良かったかなあ。「海と王子様」はコミックの終わりもいいのですが、数ページの小説の書き下ろしがまた、すっごく良かった。苦しい人生を生きてきた優しいおじさんが、これからの人生は王子様に愛でられて生きていくことを妄想し、幸せな気持ちになれました。そして「蜜柑の海」、これも感動的なお話で、私は攻めにやられました。いや、惚れるでしょ、あれは。大人向けのＢＬをお求めの方にお薦めです。榎田さんの原作なので内容は濃く、絵はとてもとても素敵で、おまけにページ数も多く、７チケまったく悔いなしです。

海をテーマにした三つの作品。原作の榎田尤利さんの作品の登場人物は、誰もが過去を抱え、後悔し、悩みながら、それでも懸命に生きている。そんな中での人との触れ合い、そこから生まれる希望。そこに、作家さんの優しい視点を感じます。峰島さんの絵も、それを受けて、心情を細やかに描いていて、一作一作に心を揺さぶられました。BLという枠で、読む機会がせばまってしまうには勿体無い作品でした。ぜひまた他の作品も読みたいです。

佳作が詰まった本です。好みは色々あると思いますが、絵はとても安定しているので安心して読めます。海にまつわるエピソードばかりですが、海が出る必要あったのかなあ？と思います。バレエダンサーと中年おじさんの話が一番好きですが、それが一番、海いらないだろって話でもあり。一作一作が短いので、余韻みたいなものを味わうのは無理、そのせいで満足度が下がる。あと、3回くらいに分けて描かれた一番長い話もありますが、その話が一番私の好みでなかっただけに、どうしても評価が下がってしまいますねえ……。いいお話ではあるんですよ、どれも。でもこれで７チケットは高いです。

榎田さんの短編3話、小説で読みたかったかな。好みの問題ですが絵がちょっと、、ね。BLに飛躍したファンタジーを求めませんが見た目がイイに越したことはなく脳内妄想するのには小説のがいいかな～と(笑)お話はどれも現実的な世知辛さに哀愁や切なさがたっぷりですがそれぞれ希望が持てる終わり方で読後感はさすがイイですね。同性愛ってゆーより人間愛的な要素のが強い印象、いっそ性描写なくても良かったんじゃないかってくらい。

これは良作。しっとりとした余韻が素晴らしく、長々と語るのがもったいないので手短に。痛みと切なさが味わえる大人の恋愛ストーリーです。誰かを愛するってとても素敵です。

絵が最大級に好みデス。読了感が素晴らしいかと。榎田さんの世界観こわれることなく。イイ。

原作者も作画者も初めての方でしたが、レビューを信じてチケ7枚奮発した価値がありました。繰り返し味わいたい良作です(^-^)元カレ、歳の差、幼馴染みの3篇でしたが、どれも内容がしっかりしていて読みごたえがありました。ページ数に余裕があるせいか、詰め込まれてる感や場面が飛んでる感も無かったです。コスト的にも満足の作品でした。

蜜柑の海、もう何度も読み返してます、これからも読み返すと思います、こんな風に誰かを想う気持ちが切なく伝わってきて、胸がキュンとしました、王子様の方も続きが見たくなります、小説でその後が書かれていましたが漫画でも読みたいと思いました、どの作品も凄く好きです。