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文章が冗長的で洗練されていない。くどい。そして薄い。まるで文字数を稼ぐためにわざわざ長くしているかのよう。例えばこんな具合→「しかし、そのような社会事件的な内容に関しては、なるべく最小限にし、一般的な思想の系譜を中心に、そしてその思想の系譜が日本の政治に及ぼした影響に関してということを中心に見てゆきたいと考えているのである」。・・・文章にまるでセンスがない。もう少し簡潔に表現できないのだろうか。「こんな文章はダメ」のお手本のようだ。出版社もよくぞこのまま出したなと感心する。自称保守思想家は、もっと自分の論理力や日本語リテラシーを鍛えるべきだろう。只でさえ、それらが欠落している者ほど右翼思想に感化されるのだから。因みにこの著者、初対面の中国のお偉方に「5月1日は全世界の労働者が宇田川（著者）の誕生日を祝う日と思っている」と明言して憚らないそうだ。本人は冗句のつもりらしいが、文章以外にも磨くべきセンスがあるようだ。