レビュー一覧

短編集で、それぞれかなりレベルが高いのですが、なんと言っても表題作「薔薇だって書けるよ」がイチ押しです！情緒のない言葉で表現すれば「サヴァン症候群に関するお話」なのでしょうが、この方の暖かい画と、間違いなく練り込まれたト書きやせりふの温もりが、この物語をこんなに高いレベルに昇華させているのでしょう。もうともかく、サンプル読んで引っかかった方全てに読んでいただきたい！

1チケット48時間なのでお試しにという気持ちで読みました。表題作の「薔薇だって書けるよ」他、どのお話もそれなりに面白かったです。練り込まれた設定とストーリー、破綻のない絵、セリフやモノローグも読ませるものがあります。ただ少々読者に行間を読ませる表現を多用しすぎているというか、感情移入しにくく感じました。特に表題作以外はその傾向が顕著で、雰囲気を味わうのが好きな方には良いのでしょうが、もう少し説明のあって分かりやすいお話の方が好みでした。 個人的に単行本を買うほど刺さるものがなかったので星は3つですが、 無料サンプルを見て気になるな、と思われた方は1チケットで買うなら断然お得だと思います。

大島弓子先生の文調真似してる感じ。テンポとか。特に1番目に入ってるやつ。悪くないけど、大島弓子先生しけ浮かばない。

面白くないです。絵も下手で古いし、作者が自分に酔ってる感じで読んでいるこちらは醒めます。中学生ぐらいにはちょうどいいのかも知れません。

どくとくの雰囲気ですが、共感できるところが多数あります。

意味深なタイトル。作品を読んで、こういうことだったのか～と思いました。どれも、雰囲気のある作品で、深みのあるカンジでよかったです。

売野先生独特の、アンニュイなようでパワフルな、すっきりするようでもやもやが残るような、真冬の晴天の冷たい空気みたいな不思議で心地良い絶妙な温度感が存分に味わえる作品たちでした。

初めは私の普段の好みの絵柄とはちょっと雰囲気が違うなと思ったけれど、サンプル見てとても気になったのでレンタルし結局無期限アップグレードしました。読めば絵柄とお話しがとてもよく合っていて素敵だなと思いました。借りて良かったです。

あのとき、あのころ、私は、誰かは、誰かを思って、愛していた、その思いを行動にしてみた。でもすれちがう、切ない思い、そんな珠玉の作品。

売野機子さんが好きなので、面白かったです。読みごたえあります。